国内の新たな感染者1万5813人、感染者の累計は107万1410人
国内では11日、過去最多を更新するとともに9日連続で1万人超えとなる1万5813人の感染が確認されました。
大阪府の1490人、京都府の341人、静岡県の288人、熊本県の181人、滋賀県の162人、奈良県の138人、三重県の111人、鹿児島県の108人、愛媛県の85人は、1日の感染者としてはいずれも過去最多を更新しました。
これで国内の感染者は107万698人、クルーズ船乗船者を含む感染者の累計は107万1410人になりました。
また、新たに確認された死亡者は20人で、累計は1万5348人です。
厚労省の発表によると重傷患者は102人増えて1332人になりました。
都内の新たな感染者は4200人、感染者の累計25万8981人
東京都では11日、4200人の感染が確認されました。
これで都内の感染者の累計は25万8981人になりました。
このうち、10歳未満から30代が2732人で全体のおよそ65%、重症化リスクが高い65歳以上の感染者はおよそ3.9%の162人でした。
11日までの7日間平均は3983.6人で、前週比114.5%に急増しました。
都の基準で集計した重症者は過去最多を更新しています。
なお、新たに確認された死亡者は2人で、累計は2319人です。
新規感染者数の動向
患者と死亡者の動向
国内事例・空港検疫の合計
都道府県の感染者数
患者と死亡者の動向
国内事例・空港検疫の合計
都道府県の感染者数
重症以外は自宅療養-医療体制ひっ迫で
感染力が非常に強い新型コロナウイルスの変異株「デルタ」によって、首都圏を中心に感染者が急増し病床が確保できなくなっています。
これまでは中等症以上は入院治療を基本としていましたが、政府は重症者以外は自宅療養を基本にすると対応を変更しました。
中等症は、肺炎にかかっていて呼吸困難が続きますので酸素投与が必要ですし、医師による訪問治療、保健所による症状確認が不可欠です。
しかしながら、訪問治療や症状確認の体制は不十分ですので、症状急変により重篤化しても入院できる保証はありません。
同居する家族の感染リスクは従来型よりも高く、家庭内感染の可能性が高くなります。
なお、1月から6月までの半年間に自宅で死亡した感染者は84人にものぼりますので、中等症だから自宅療養と方針変更するのであれば、医師による訪問治療や保健所による症状確認などの万全の体制を整えるべきです。
中等症患者の命、同居する家族の命を軽視しているとしか思えない政府の対応の転換に私は反対です。
世界の感染者2億450万人超え、死亡者は432万人超え
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者の数は日本時間12日6時21分の時点で2億450万8696人となりました。
また、死亡者は432万1094人となりました。
主な国・地域の感染状況