クズラのブログ

日頃の農作業や社会活動、そして両親の介護などを綴ります(22年1月記)

スノーデン氏にインタビューした小笠原さんにインタビューした記事

2016-12-27 | その他
 エドワード・スノーデン氏にインタビューした小笠原みどりさん(ジャーナリスト、近著に『スノーデン、監視社会の恐怖を語る―独占インタビュー全記録』(毎日新聞出版))にインタビューした記事が『救援新聞』(2017年1月5日)に載りました。興味深かったので以下にご紹介します。

米が全世界を監視

―エドワード・スノーデン氏が暴露したアメリカ国家安全保障局(NSA)の監視活動とは?

 アメリカ政府は、2001年の9・11同時テロ後、米市民の個人情報を集める許可をNSAに与え、さらにその後「テロ対策」を理由に、議会の承認なしに世界的な盗聴などの監視活動へと暴走しました。これがスノーデンによって暴露されました。
 この監視システムは、犯罪容疑のあるなしに関係なく、世界中の人たちを「テロリスト予備軍」とみなし、会話やメールなどすべての情報を収集するというものです。
 NSAは、世界中に張り巡らされた光ファイバー・海底通信ケーブルが上陸する地点に、その通信会社の一室を提供させて、通過するすべての通信を収集保存していました。さらに、多くの人が日常的に利用している米インターネット企業に、1日数百万件の通信記録を提供させていました。

―インタビューをしようと思った理由は?

 「暴露」をしたスノーデンの写真を見たときに、こんなに若い人だったのかと驚きました。彼が悩んで、いのちをかけて告発をしたことに深く打たれました。国家の機密を暴露したのですからいのちに関わります。この人をなんとか守らなければいけない、そしてただ傍観するのではなく、NSAの監視の問題を日本に伝えることが私の役割だと思いました。
 16年5月11日、ロシアに亡命中のスノーデンとインターネットを通してインタビューが実現しました。いのちをかけてやったことですから、言いたいことがすごくたくさんあるようでした。インタビューを通じて感じたことは、こういう行動を起こせる人間に希望をつなぐことができるということでした。一人ひとりの力は小さいけれども力を合わせれば・・・それはそうだと思います。しかし、やはりそれは一人から始まるんじゃないか、その一人が大きな勇気をもって何かを成し遂げたことで変わる。スノーデンが暴露したことで世界は確実に変わりました。インタビューの後にさわやかな気持ちになったのは、彼の個の強さと、一途な姿勢に感銘を受けたからだと思います。

―監視の目的は「テロ対策」?

 その問題について、2つの視点から考えてみます。
 第1に、監視は本当にテロ対策に役立つのか。
 スノーデンは、毎日、膨大な数の「対象者」のメールなどをチェックしていましたが、それによって誰がいつ「テロ」をするかと予測し、防止することは困難でした。オバマ大統領などによって選出された検証委員会も、「電話盗聴プログラムが対テロ捜査の成果に具体的に役立ったケースは1件も発見できなかった」と報告しています。
 しかし、「テロ」による悲劇が起きるたびに、政府は”個人情報を集めていれば防げた”とさらなる監視を強め、政治家は国民に対策を示そうと監視に頼ろうとする。何かにすがりたい市民は”監視を強めれば危険から逃れられる”と信じ込む。一種のパニックが、さらなる監視を呼び込んでいるのです。
 第2に、それではテロを防げないのになぜ監視をやめないのか。答えは、権力を持つ人たちが、権力を維持し強化するために、監視が大いに活用できるからです。米政府は、他国の政府や企業、さらに報道機関、市民の社会活動を監視していました。そして、もっとも厳しく監視されたのは、権力に異議を唱える人たちであったと、スノーデンは指摘します。

―日本も監視されていました。

 NSAが、少なくとも2007年の安倍内閣時から内閣府、経済産業省など官庁、日銀やその職員の自宅、三井物産などの電話を盗聴してきたことが明らかになりました。首脳会談や政治折衝を有利に運ぶために、事前に関係者のやりとりを盗聴していたのです。テロとはなんら関係のない情報ばかりです。

―監視という点では、安倍政権も共謀罪の新設を狙い、国民監視を強めようとしています。

 共謀罪は、犯罪について話し合い、合意したことを犯罪とするので、日常的なコミュニケーションが標的にされます。また、共謀罪は、犯罪が起きる前に取り締まるもので予防的です。「犯罪予防のため」と捜査をすすめれば、すべてのコミュニケーションが監視の対象になってしまいます。

―暴露後、監視は変わったでしょうか。

 アメリカ政府は、米市民の通話を直接収集しないと法律を変えました。しかし、米市民以外の世界の人たちへの情報収集はいまも令状なしでつづいています。
 こうした変革はまだ最初の一歩です。が、それまで歯止めのなかった諜報機関に規制をかけ、オンライン上のプライバシーは人権であると国連で位置づけられるなど、人々の意識を変えつつあります。

―最後に。

 私は、監視社会の恐ろしさを広く知らせていますが、同時に恐ろしさに囚われてはいけないとお話ししています。人間は弱いですから狙われていると思えば怖いですし、委縮もします。だけど、やはりそこに立ち止まって押し返す、自分が信じていることを追求していく、個としての強さが大切だと思います。スノーデンがそれを私たちに示したように。

―ありがとうございました。

オイルの入れすぎにご注意を

2016-12-26 | その他
 23日に北区のガソリンスタンド(GS)で、カブ(排気量110cc、エンジンオイルの適量は0.8リットル)のエンジンオイルの交換をしてもらいました。

 翌24日、カブの下にオイルのようなものが溜まっていました(左の写真は26日に撮影したもので、かなり乾いています)。
 前日行ったGSは少し遠かったので、そのカブを購入した販売店に行ってみました。

 そこで見てもらい、オイルが多すぎて漏れ出していること、多すぎるオイルを適量にするにはオイル交換が必要なこと、エアクリーナーの下半分にオイルが付着しているためエアクリーナーの交換と周辺の清掃も必要なこと(直ぐに悪影響は出ないかもしれないが、エアの吸入不足でエンジンなどに悪影響が出てくる可能性があるため)が告げられました。そして、オイル交換をしてもらい、エアクリーナーの取り寄せを頼んで帰りました。

 本日(26日)、販売店でエアクリーナーの交換と周辺の清掃をしてもらいました。右の写真は、取り外したエアクリーナーです(下半分ぐらいがオイルで濡れていました)。

 その後、最初にオイル交換をしてもらったGSに行き、オイルの入れ過ぎによって部品交換などが必要だったことを伝え、部品交換などをしてもらった販売店の修理明細書と納品請求書を見てもらいました。

 別の用事のためにGSを出て用事を済ませて、再びそのGSに行き、そこの店長と話し合いました。

 店長は、オイル交換をした担当者が「オイルの量が少し多かったように思う」と言っているとしてオイルの注入量が多すぎたことを認め、今後はオイル交換作業の担当と、客にオイル量の確認をしてもらう担当を別にすること、これまで5リットル用のオイルのカップ(最小メモリが2リットル)をバイクにも使っていたが今後は小型のカップを取り寄せて使うことを約束してもらい、販売店に支払った費用を弁償してもらいました。

「高野尻村」の漬物づくりに参加しました

2016-12-11 | その他
 今日(11日)は、北公民館だよりなどで知った「高野尻村」(6世帯8人の高野尻町内会で立ち上げた団体)の行事『鵜飼のおばあちゃんの漬物づくり』に初めて参加し、福神漬けと千枚漬け、ヤーコンの千枚漬け、白菜の塩こうじ漬けを習いました。
 参加者は大人5人と子ども5人で、メイン講師は鵜飼栄子さんでした。

<福神漬けのレシピ>
〇野菜
 大根 1本
 蓮根 小2個(酢水に漬けてあく抜きしておいてもよい)
 人参 2本
 胡瓜 4本
 ナス 3個
 (この他、刀豆、しその実、椎茸等もよい)
〇調味料
 生姜 100g
 だし昆布 少々
 ゴマ 少々
〇たれ
 醤油 180cc
 酒  180cc
 味醂 180cc
 砂糖 200cc
 酢  150cc
1、野菜は4~5ミリの厚さで食べやすい銀杏切りにする【写真上】。
2、生姜は千切り、だし昆布は細く切っておく。
3、沸騰したお湯に野菜を入れ、さっと混ぜたらざるに上げてよく絞る。
4、たれに生姜、だし昆布、ゴマを加えて煮立てる(酸っぱいのがよければ、酢をあとで混ぜる)。
5、煮立ってきたら野菜を入れて混ぜ【写真中】、沸騰したら火を止めてざるに上げ、煮汁をナベに入れる。
6、5の煮汁を再度煮立たせ(このとき酢を混ぜてもよい)、ざるに上げた野菜を再度入れ【写真下】、沸騰したら火を止める。

 あとで、別に用意していたご飯や玉子焼きなどといっしょに、でき上った漬物をみんなで食べました。どれもとても美味しくできていました。

今後の行事は次のとおりです(会場はいずれも岡山市北区高野尻670高野尻テラス)。
 12月25日(日)9:00~『村の餅つき』
 1月 7日(土)10:00~『七草粥と障子貼り』
 1月13日(金)10:00~『たき火を囲もう!』

共産党牧石支部が「集い」

2016-12-04 | その他
 本日(4日)午後、北区玉柏地域の河本公会堂で、日本共産党牧石支部が「これからの日本を語り合う集い」をひらき、10人が参加しました。

 はじめに、共産党創立94周年・志位和夫委員長の記念講演ダイジェストDVDを視聴しました。DVDで志位委員長は、参院選で野党共闘候補を11人当選させることができた、次の衆院選では、野党共闘を発展させ成功させるため、新たな決意で臨むと述べています。そして、新しい歴史をご一緒に作りましょうと呼びかけています。

 つづいて、河田正一岡山市議があいさつし、新岡山市民会館の用地問題などを報告しました。参加者の中に、同用地の地権者もいて、岡山市の対応の問題点などが話し合われました。

 つぎに、「日本共産党はどんな日本をめざしているか-日本共産党綱領から」と題して、党牧石支部の葛原副支部長が報告。民主主義革命による社会変革の主な内容として、日米安保条約を廃棄して日米友好条約を結ぶこと、海外派兵立法をやめて軍縮の措置をとること、現行憲法の全条項を守ること、企業・団体献金を禁止すること、大企業の横暴な経済支配をおさえて釣り合いのとれた経済の発展をはかることなどをあげました。そして差し迫った課題として、立憲主義の回復などを目標とした国民連合政権をめざしていると述べました。

 意見交流では、「若い人ほど選挙に関心が薄い」、「日米安保を廃棄して日本の安全が保てるのか」などの意見や質問が出され、話し合われました。

 また、「小規模の集いだったので意見が言いやすかった」、「こんな集いをまた開いてほしい」などの感想や要望が出されました。