クズラのブログ

日頃の農作業や社会活動、そして両親の介護などを綴ります(22年1月記)

冬期湛水田について取材を受けました

2011-08-29 | 冬期湛水田
 昨日(28日)、エコウェーブ岡山という環境団体から冬期湛水田について取材を受けました。2005年に第2弾として発行した農と食と暮らしのガイドブック『おかやまエコ読本』(144頁、1,000円)に次いで、近く第3弾を発行する、その記事の一部にするそうです。

 エコウェーブの黒田さんという美人記者(写真)を田んぼに案内し、2畝の冬期湛水不耕起稲作の4年間の経験や、今年から2反に広げて始めた冬期湛水“半”不耕起稲作の状況を説明しました。県内では、不耕起稲作をする人はいるけど、冬期湛水田はめずらしいそうです。

 記者さん自身も7畝の不耕起田で稲作をしているということで、その経験も聞かせてもらいました。雑草対策で今年から始めた「半不耕起」の稲作は、ある程度合理的で妥当だったなと感じ、少し安心しました。

映画「ヒバクシャ~世界の終わりに」上映等の実行委員会

2011-08-28 | その他
 今日(28日)、映画「ヒバクシャ~世界の終わりに」上映と藤田祐幸氏講演がセットになった行事「フクシマは今~隠されるヒバクシャ~」(10月8日実施)の第5回実行委員会があった(写真)。

 この行事は、4月17日に映画「ミツバチの羽音と地球の回転」上映と鎌仲ひとみ監督のトークをセットにした行事を成功させた同岡山上映実行委員会が、第2段の行事として計画しているもの。
 この日は、チケットの売上やチラシの配布などの状況を出し合い、今後の広報活動を検討した。

 また、フクシマの問題について、「支援のためにあえて福島の農産物を食べたい」、「被ばくの危険の回避が重要で、福島の支援は農産物とは別の方法で行いたい」、「同じ日本人でも、西に来るほど、震災や被ばくの問題を話題にしなくなる」、「マスコミは、私たちが知るべき情報を十分報道していない」などの意見が出た。

 「フクシマは今~隠されるヒバクシャ」(映画「ヒバクシャ~世界の終わりに」上映と藤田祐幸氏講演)は、次の要領でおこなわれる。
・日時:10月8日(土)(1)10:00~映画上映、(2)12:30~藤田講演、(3)15:00~映画上映
・参加費:(1)1,000円、(2)1,000円、(3)1,000円、(1)+(2)セット1,500円、(2)+(3)セット1,500円
  ※この「セット1,500円」は前売りのみで、当日券はありません。
・会場:3丁目劇場(岡山市北区表町3-15-1、Tel.086-801-2000)
・主催:「ミツバチの羽音と地球の回転」岡山上映実行委員会(Tel.090-5373-6791=赤井)

映画「ヒバクシャ~世界の終わりに」(鎌仲ひとみ監督、2003年)
 確実に世界を覆い尽くそうとしている国境の無い核汚染、使われる側にも使う側にも等しく被害をもたらす核、普通に生活している人々が知らぬ間に被曝し、ゆるやかに殺されていくという現実。この作品は、見ることも感じることもできない核汚染の環境のもとで生きるイラク、アメリカ、そして日本の人々の日常の姿を記録し、彼等、ヒバクシャの声を伝えるために作られた。

講演「チェルノブイリ、イラク、そしてフクシマのこれから」(講師:藤田祐幸)
 チェルノブイリ原発事故の影響、イラク劣化ウラン弾使用による低線量内部被曝の実態、これらの調査を行い、核の恐怖を訴え続けてきた藤田氏。3.11福島第一原発事故以降のこれから何を知り、何をするべきなのかを語る。

「原子力発電を考える集い」のビラ配り

2011-08-27 | その他
 今日(27日)は、3人で、日本共産党牧石支部が来月ひらく「原子力発電を考える集い」のビラを会場(岡山市北区原の舟山公会堂)の周辺地域に配った。

 3人とも自転車で、午後3時から4時半までで約250枚配ったけど、強い日差しの中でくたびれて、あと50枚ほど残して終了とした。熱中症にも気を付けないとね。

 集いでは、森脇ひさきさん(日本共産党岡山県議)に、福島原発事故の問題や「5~10年以内に原発ゼロ」の提案などを話してもらい、参加者とともにエネルギー政策などを考えます。

稲の花が咲きました

2011-08-26 | 冬期湛水田
 本日(26日)、ヒノヒカリに花が咲いていました。

 一般田にも咲いていたので、この半不耕起田も、一般田とだいたい同じように成長しているようです。稲の丈もほぼ同じです。
 この写真では、稲の元に草が生えていないように見えますが、畦沿いの一部だけ手で抜いたからです。他の部分や田んぼの中ほどは、クロクワイがある程度生えています。今のところヒエは生えていないようです。

 イノシシの新しい足跡が畦沿いにありました。電柵に隙がありそうなので、やり直す必要がありそうです。

 これは22日の写真です。

 ぽつぽつと早く穂が出た稲がありましたが、早く実りつつあったそのモミは、アオサギなどの鳥に少し食べられていました。

 田んぼが見えるところまで近づくと、こちらの姿を見つけて、アオサギや、時にはシラサギ(コサギ?)が飛び立つのです。

 鳥も生きるために食べなくてはなりませんが、早く出過ぎた稲だけにしていただけたら嬉しいのですが。



 栗の実も少し膨れてきました(22日)。

御津産廃阻止同盟の総会に参加

2011-08-20 | その他
 今日(20日)、岡山市北区御津の郷土資料館で、御津産廃阻止同盟(中原寿会長)の第2回総会がひらかれ参加した。

 中原会長はあいさつで、虎倉産廃計画の問題について、浄水場の上流に設置すること、農業用水も汚染される恐れがあること、自然が破壊されることだと述べ、団結して産廃を阻止しようと述べた。

 訴訟について、大本崇弁護士と近藤剛弁護士から報告があり、行政訴訟については、岡山市が業者の言い分を丸飲みして業者が大丈夫だと言っているから大丈夫という、市民の命や安全が十分考えられていない、などと述べた。

後半で講演会「エコ生活で人も地球もすこやかに」がひらかれる
 後半では、エコウェーブ岡山の成田美和子さんが「エコ生活で人も地球もすこやかに」と題して次のように講演した。

 古代の生物が光合成で二酸化炭素を集め、それが地中に埋められ、いま人間が暮らしやすい環境になっている。地中から石炭や石油などを掘り出して暮らしにくい環境を作るのはやめよう。
 地表のエネルギーを使い、地表の食べ物を食べ、土に還るもの、水に流して大丈夫なもので暮らそう。
 農薬を減らし、生産者の健康、土・水・空気の健康、そして食べる人の健康を守ろう。
 食料自給率を高め、地産地消で輸送エネルギーを減らそう。
 旬産旬消(季節の物を食べる)。冬に夏野菜を食べることは、重油を食べること。
 肉はほどほどに食べよう。肉を生産するには、その数倍~10倍の餌が要る。
 エコな暮らし(発生拒否、減量化、再使用、再生利用)で容器包装や生ごみを減らそう。
 衣食住を変え、社会を変えて、子供たちが安心して暮らせる世界に。

 彼女は、語りかけ、会話するように話し、説得力があった(居眠りもできなかった)。

電柵のバッテリーが切れて・・・

2011-08-19 | 冬期湛水田
 今日(19日)田んぼに行くと、イノシシが入った跡がありました。

 ところどころ稲を踏みつけて回ったようですが、特に、昨日わらで印を付けた稲株(=早く穂が出たもの)がよく踏まれていたようです。藁を巻いていたから狙われたのか、補が出ていたから狙われたのか、どちらが正解なのかわかりません。が、昨日せっかく印を付けた稲株が、踏まれて倒されていたり傾いていたり、ちょっと腹立たしい。

 今日は、踏まれて倒れた稲を起こしながら、藁の印の上に麻ひもも巻いてまわりました。麻ひもを播いたのは、わら1本だけでは切れたり解けたりして、印がわからなくなる可能性があると思ったからです。
 途中で用意した麻ひもがなくなり、約80本ほど巻いて終わりにしました。

 途中、電柵のバッテリーの充電状態をチェックしたら、ほぼ完全に放電していて、電柵の用をなしていない状態でした。それでイノシシが入ることができたんだとわかりました。バッテリーのこまめなチェックが必要なこと、また少し勉強になりました。

 それで、店で充電器(5980円)を買ってきて、充電しようとしましたが充電できません。説明書を読んだら、放電しすぎると充電できないということが書かれていました。
 小屋に戻って探していると、比較的新しいバッテリーが見つかったので、それに充電して、電柵の電源にセットしました。放電してしまったバッテリーは、ガソリンスタンドに持って行って途中まで充電したもらい(やはり、GSの充電器は高性能)、そのあとは自宅に帰って5980円の充電器で充電しました。GSでは、少し高いなと思いましたが、請求通り充電料を800円払いました。



 ヒガンバナに似た花が、1本に4輪咲いていました(昨日は2輪でした)。よくわかりませんが、「ネリネ」の中の「ダイヤモンドリリー」という花かもしれません。

早生の稲に藁で印をつけました

2011-08-18 | 冬期湛水田
 今回は早生の種もみが混ざっていたようで、早く穂が出た稲がぽつぽつと見えていました。この稲は、次の種もみにするので、これを除かなくてはなりません。

 今日(18日)は、その稲に藁を巻いて印を付けました。2反の田んぼの中を歩きながら約200株に藁を巻きました。3時間ほどかかりました。

 全体が実ったところで、印を付けた株だけを先に刈り、あとの株はコンバインで刈ろうと思います。

 今年は、種もみの管理にも気をつけようと思います。


 田んぼに行く途中の道端に咲いていた花です。

 形はヒガンバナに似ていますが、色が薄く、花の形もややしっかりとした感じの花です。去年も1本だけ咲いていたように思います。

今日も草刈り、ちょっと学習

2011-08-15 | 冬期湛水田
 今日(15日)もあぜ草や電柵の下草を刈りました。

 今回は、草刈り機のハンドルの左側を斜め向こう側に立てて刈ってみました。最近は左右とも手前に倒していました。写真のように左側を立てると、回転刃のポジショニングが安定し、今回は電柵を切断することはありませんでした(そういえば、修理に出す前は、左右のハンドルを両方とも立てていました。それよりも、片方だけ立てた方が安定するように思います)。ちょっと学習しました。

備中松山城と頼久寺庭園を見学

2011-08-14 | その他
 お盆休みに里帰りした中学時代の友人と、車で1時間の高梁市の備中松山城(国指定重要文化財)を見に行った。

 臥牛山(がぎゅざん)の中腹に駐車して、シャトルバス(往復300円)で上部の駐車場まで行き、そこから山道を10分ほど歩いて松山城まで登った。

 登り道以外は、城の周りは垂直に近く、攻めにくい城となっている(入城料300円)。

 天守と二重櫓、三の平櫓東土塀が重文で、本丸東御門や腕木御門などかなりの築造物が復元され、当時(1500年代)の天守をその周辺の様子を確認することができる。

 下山して、遅めの昼食をうどんで済ませ、頼久寺に寄った。

 頼久寺は、草創は不明だが、足利尊氏が1339年に再興して備中の安国寺と号したそうだ。1500年代に安国頼久寺と改称。松山城主の仮の館になったこともある。

 その庭園(拝観料300円)は、枯山水庭園で、白砂と石、サツキを配して愛宕山を模しているという。

 城と庭園の中世の2つの文化財を見て、当時の為政者の戦いや安息の様にしばし思いを至らせた。

1日半かけて会報500部を増刷

2011-08-12 | その他
 昨日午後から1日半かけて、カルト被害を考える会会報第64号(写真。→WEB版)を500部増刷した。全国弁連(全国霊感商法被害対策弁護士連絡会)からの480部ほしいと言われ、印刷して発送した。

 この会報は、会の創立20周年記念で全国弁連の山口弁護士が講演した内容を掲載したもの。B5サイズで28ページあり、B4サイズで表・裏印刷して、半分に折って7枚を1部にセット。これを500部やったので、かなり時間がかかった。

 暑さの中で同じ作業を繰り返したので、いつも以上に頭がボーとした。

 猫の“若葉”も、いつも以上に大胆なポーズ。

田んぼ側に入る橋にトタン板で扉

2011-08-10 | 冬期湛水田
 これからモミが実る時期を迎える。イノシシが入る隙があっては大変なので、考えてみた。
 沢の対岸から田んぼ側に渡る「橋があやしい!?」と思って父に相談。父がトタン板で作った扉があったので、いっしょに設置した(8月8日)。
 でも、これでイノシシ対策が万全かどうか、わからない。

(写真は、左奥が半不耕起田、右が一般田)



 一般田の方は、以前にイモチ病が来たために、追肥を延ばしていたが(父お話では、肥料が多いとイモチ病を再発させるので、稲の葉が少し黄味がかるまで待っていた)、残っていた最下段の田んぼ(一般田)に肥料をやった(8月10日)。
 追肥を撒く時期は父の判断に従ったが、勘と経験によるようだ。

(写真は、手前が一般田、左奥が半不耕起田)

フリーマーケットに藁草履を出品

2011-08-07 | その他
 娘が、倉敷市水島のフリーマーケットに出店するという。それに付き合わされた。でも、父から貰っていた藁草履があったので、それを売りさばくチャンスが来たと、ちょっと乗り気になった。

 現地は、暑いのと売れないのとで疲れて、写真を撮るのを忘れてしまった。それで、帰ってから部屋に並べて撮影(写真=左が藁草履、右が藁スリッパ)。

 出店料が無料だということだったが、娘も詳しいことは知らなかった。行ってみると、パチンコ屋さんの新台入れ替えサービスデーで、無料で打ち放題の日だった(明日からは12時開店で普通の有料になる)。そのパチンコ屋さんの駐車場の一角で、フリーマーケット数十店が出店した。受付に着いたのが少し遅かったので、誘導されて行った店の場所は、人の流れが少ない所になった。

 娘が並べた商品は、腕飾りなどが少し売れた。藁草履は全然で、値段票の1000円を800円に書き換えてもだめだった。
 初めてのフリーマ出店だったが、いい経験ができた。

電線の下草を刈ったのですが

2011-08-06 | 冬期湛水田
 今日(6日)は、電気柵の電線の下草やあぜ草を刈ったりしました。

 集中力の低下を改めて自覚!
 電線を2か所(半不耕起田側の1か所と一般田側の1か所)も、草刈り機で切断してしまいました。

 稲は何とか成長してくれてます。

 今日は暑くなり、そして予想以上に草刈りなどに時間がかかったので(お茶を持って行かなかった)、自宅に帰っても暑さが引かず、いつもの感覚に戻るまでに3時間くらいかかりました。軽い熱中症だったかな。これからは気をつけなくっちゃ。

表町のアーケード街で産廃反対を唄う

2011-08-05 | その他
 表町2丁目のアーケード街で、御津産廃に反対して歌を唄った。

 岡山市の水を守る岡北の会のメンバーが8人、最初は表町3丁目の時計台に集まった。
 しかし、人通りが少なく、みんなで歩いて2丁目に移動。そこで30分ほどアピールと署名。

 最初、澤山博一さんのギターに合わせて、「御津に産廃つくると」(「四季の歌」の替え歌。歌詞はここ)を合唱した。
 そして、てんでに署名用紙を持ったりビラを持ったりして、通行する市民にアピールし、署名(今回は河内産廃の署名)を集めた。僕はビラ配りだけだったが、おばさんたちは積極的でたくさん署名を集めたようだ。署名は河内の人が今月22日に岡山市と市議会に提出する予定。

 最後にもう一度「御津に産廃つくると」を合唱(写真)して行動終了。

御津河内産廃反対会議の岡山市との懇談会に参加

2011-08-04 | その他
 岡山市北区御津河内に92万立方メートル規模の安定型産業廃棄物処分場の建設が計画されている(業者はOMエコクリーン(株)、計画地は旭川水系)。

 本日(4日)、岡山市庁舎で行われた岡山市との懇談会(御津河内産廃処分場建設反対会議(大智豊会長)と岡山市環境局による)に参加した。
 この懇談会は、この反対会議や御津虎倉の産廃阻止同盟、岡山市の水を守る岡北の会(ブックマークの3番目参照)など6団体でつくる「岡山市の産廃問題を考える会」が司会役だったので、僕も岡北の会の代表として、参加させてもらった。

 反対会議から岡山市に、申し入れ文書が手渡されたが、その中では5点にわたって産廃建設計画の問題点が指摘されている。
 この日は、2番目に指摘された点が懇談の中心となった。
 それは、産廃処分場が建設されようとしている土地が12戸で構成する町内会の共有地であり、業者はそこを借地として使用して埋め立て、事業が終了したらその借地を町内会に返却することになるのである。
 全国の安定型処分場の4割近くで有害物質の流出などの問題が発生している。事業終了・土地返却後に環境汚染が発覚する確率は高い。その場合には、土地所有者に責任が生じるが、12戸の町内会では汚染の除去や被害賠償ができないだろう。土地の賃貸借契約は、町内会側にリスクを自覚させない、公序良俗に反するものではないか。結局は市民の税金を投入して処理することになる---反対会議の主張はこのようなもの。
 この点も、現在設置されている審査会に伝えるということになった。

 現在の廃棄物処理法では、「安定5品目」に付着物等有害物質が混入するため、「安定型処分場」の安全な操業はできない。