荒川区の経緯は、昭和7年10月1日に東京市域拡張に伴い、北豊島郡南千住町・三河島町・尾久町・日暮里町が東京市へ編入、4町の区域をもって東京市荒川区が発足、昭和22年5月3日に地方自治法が施行され、荒川区は特別区となり、現在に至っています。
荒川区は、東京23区の東北部に位置し、面積は10.16平方キロメートルで、広さは23区中22番目です。区は東西に長く、隅田川が区の北東部を迂回して流れ、南千住、荒川、町屋、東尾久、西尾久、東日暮里、西日暮里の各地域があります。
区内の大部分はほとんど起伏がなく平坦ですが、南西部には山手台地の一部があり、通称諏訪台、道灌山と呼ばれる高台となっています。
令和3年10月1日現在で、人口は21.6万人強、世帯数は11.7万世帯強となっています。
区章は、上部半径を中心の字へ連続して「ア」とし、中心水平線と下部半径を「ラ」、中心の縦三本が「川」で、全体の円形は和を象徴しています。(昭和25年5月25日制定)
区のシンボルマークは、区制施行75周年を記念し、平成20年1月4日に制定されました。
「ARAKAWA」の「A」という文字と「人の力」や「元気」を図案化し、組み合わせたものです。また、「人の和(WA)」という意味も表しています。
朱色は昇る朝日や人情の温かさを表し、緑色は常緑樹の葉の色(常盤色)で、「永遠」や「不変」を表しています。
区の花は「ツツジ」、区の木は「サクラ」です。(以上は、荒川区HPより)
荒川区の下水処理は、雨水と汚水を一緒に処理する合流方式を採用しています。荒川区の下水は荒川区にある三河島水再生センターで処理され隅田川に放流されます。
前置きはここまでとし、マンホール蓋の整理に入ります。
東京都内23区内の下水処理は、東京都下水道局が管理・運営していますので、以下のようなデザイン蓋で統一されています。
左蓋が一世代前、右蓋(上部に耐荷重記号「T-20」、中央に管理番号欄)が最新のデザインです。
しかし、区が管理する道路や公園などでは、区章など区を識別できる固有の蓋が設置されている場合があります。
こちらは、荒川遊園通りで見かけた雨水の側溝蓋です。
中央に、区の木「さくら」、左下に「あらかわ」の文字があります。
こちらは、電線共同溝(CCBOX)の蓋です。
こちらも電線共同溝(CCBOX)の蓋ですが、中央の区章が区のシンボルマークとなっています。
こちらは、防火水槽の蓋です。
右蓋は、中央に区章やシンボルマークなどが有りません。
こちらは、災害用トイレの蓋です。
設置時期によりタイプがあるようで、こちらは「東尾久五丁目防災広場」で撮りました。
こちらは、「ゆいの森あらかわ」で撮りました。
こちらは、中央に区章があります。
最後は、地籍図根点の蓋です。
以下は、荒川区の蓋ではありませんがメモとして掲載します。
こちらは、昭和2年から昭和7年にかけて旧北豊島郡尾久町(昭和7年からは荒川区尾久町)に整備された下水道の蓋で、今は使用される事なく八幡児童遊園(西尾久2-5-9)に記憶として残されています。
中央は旧尾久町の町章で、カタカナの「ヲ」を九つ並べ「ヲク」(尾久)と洒落たデザインとなっているようです。
以上で、東京都荒川区のマンホール蓋の整理を終了します。