宇都宮市の経緯は、明治22年町制施行し宇都宮町が誕生、明治29年4月1日市制施行し宇都宮市となります。昭和26年から昭和30年にかけて周辺の町村を合併編入します。その後、平成8年に宇都宮市が市制を施行してから100周年を迎え、平成19年には上河内町及び河内町と合併し50万都市となり、現在に至っています。
宇都宮市は、栃木県のほぼ中央に位置し、東京から北に約100キロメートルの距離にあります。
北西に日光連山、北に那須連山を望み、東に鬼怒川の清流、南には広大な関東平野がひらけ、美しい豊かな自然に恵まれています。
市内を東北新幹線、東北自動車道、北関東自動車道、鉄道各線が通る交通の要で、商工業などが集積する北関東の中枢拠点として発展しています。
面積は416.85平方キロメートル、西は日光市、鹿沼市、 壬生町、東はさくら市、高根沢町、芳賀町、北は塩谷町、南は下野市、真岡市、上三川町と接しています。令和7年2月末日現在で人口は51.1万人強、世帯数は23.9万世帯強です。
市章は、かつて宇都宮城が、亀が丘城といわれたのにちなみ、亀甲形と宇都宮の「宮」の文字を図案化したもので、古い歴史をもつ郷土の万年にわたる栄光と限りない発展とを表徴するものです。(明治44年2月14日制定)
市の花は「サツキ」、市の木は「イチョウ」です。(以上は、宇都宮市HPより)
私は宇都宮市と言えば、宇都宮城址公園、八幡山公園、宇都宮二荒山神社、食べ物ではやはり餃子でしょうか。
宇都宮城址公園は、戊辰戦争で焼失した宇都宮城本丸の一部を復元した公園。平成19年に完成して以来、市民の憩いの場となっています。芝生に囲まれた広大な園内には、歴史資料や発掘調査によって復元された清明台と富士見櫓や土塁、堀のほか、歴史資料館「清明館」があります。
八幡山公園は、宇都宮市の中心部に位置する、自然な丘陵を活かした公園。便利な立地にありながら、四季折々の自然を楽しめるのが魅力です。市内を一望できる宇都宮タワー、スリル満点の150mの吊り橋、大型遊具や水遊びスポット、タンチョウヅルやクジャクのいる動物舎など、子どもから大人まで楽しめる施設が充実しています。
(紹介文は宇都宮観光ナビHPより)
宇都宮市の公共下水道は、昭和32年12月に市街地のほぼ中央を南流する田川の右岸地区で事業認可を得て、同年度に着工しました。
早い時期に下水道を整備した宇都宮市の一部(中心市街地)では合流式、その他の地区では分流式を採用しているようです。
合流式の地域は、下河原水再生センターで処理され田川に放流されます。分流式の地域の約70%は川田水再生センターで処理され田川に放流、清原地区は清原水再生センターで処理され鬼怒川に放流、上河内地区は上河内水再生センターで処理され叶川に放流、河内地区は河内水再生センターで処理され鬼怒川に放流されるようです。
また、住宅密集地区である国道4号線を中心に東側はJR宇都宮線沿い、西側は新川沿いの区域は栃木県が運営する鬼怒川上流流域下水道(中央処理区)に接続し処理しているようです。
また、昭和56年に大谷地区を特定環境保全公共下水道として認可を取得し、以降、富屋、豊郷、幕田、茂原、屋板、清原地区の整備を進めてきているようです。
また、農業集落排水施設は、板戸、上の島、下飯田、柳田、大網、桑島、上横倉、瑞穂野南部、下福岡、河内西部、中岡本、下ケ橋河原の12地区に整備されているようです。
前置きはここまでとし、マンホール蓋の整理の前に宇都宮市が配布するマンホールカードを紹介します。
宇都宮市は、2016年12月1日に第3弾としてマンホールカードの配布を始めました。
カード裏面のデザインの由来は以下の通りです。
宇都宮市の下水処理開始50周年を記念してデザインしたマンホール蓋です。 制作コンセプトは、見つけた人が嬉しい気分になれるように、まち歩きの楽しさを演出すること。 そこで、宇都宮市上水道局のマスコットキャラクター「水道ぼうや」を中央に描き、その背景に市の木「イチョウ」の柄をあしらうとともに、周りを宇都宮名物の「ギョウザ」、「カクテル」、「ジャズ」、「自転車」のイラストで囲みました。 水道ぼうやの頭上にあるのは宇都宮市水道徽章です。 これは、かつて宇都宮城が亀が丘城といわれたのにちなみ、亀甲型と宇都宮の「宮」、水道の「水」の文字を組み合わせて図案化したものです。
さらに、2019年8月7日に第10弾として2種類目となるマンホールカードの配布を始めました。
カード裏面のデザインの由来は以下の通りです。
「餃子の街 宇都宮」の中心部・宮島町にあり、老舗餃子店などが立ち並ぶ「餃子通り」に設置された「餃子マンホール」です。 製作コンセプトは「古き良き昭和」。 レトロな街並みに馴染むよう、餃子の皮の色を基調 としたシンプルな配色で、描かれている餃子には、昔ながらの手包み製法を感じさせる“ひだ”があしらわれています。 さらに、アクセントとして1つだけ色づく餃子は、宇都宮の餃子の特徴である、美しい焼き上がりや香ばしさ、凝縮された旨味などを表現しており、この一枚で宇都宮の「焼」「揚」「水」餃子を味わうことができる「餃子の街」ならではのマンホールとなっています。
さらに、2024年7月26日に第23弾として3種類目となるマンホールカードの配布を始めました。
カード裏面のデザインの由来は以下の通りです。
2023年8月26日、宇都宮市民待望の「芳賀・宇都宮LRT(ライトライン)が開業しました。 全線新設LRTとしては国内初、国内の路面電車としてはなんと75年ぶりとなります。 CO2を排出せず、停留所と車両に段差がないバリアフリー構造で、人にも環境にも優しい交通機関です。 まちの東西を象徴する施設や地域資源とともに、ライトラインのトータルデザインコンセプトである「雷都を未来へ」から、雷や恵みの稲妻のイメージも取り入れて作成した記念のロゴマーク。 蓋のデザインは、このロゴマークをもとに、ライトラインの開業でさらに街が色付く様子を描いています。
それでは、マンホール蓋の整理に入ります。
最初は、百人一首をデザインした3種類のマンホールカードです。
百人一首ゆかりの地である本市では、市民の皆様に古くからの文化に親しみ、百人一首が誕生する契機をつくった歴史を再認識していただくために、毎年「うつのみや百人一首市民大会」を開催しています。
今年度は、市民大会が第30回を迎えることを記念して、市民の皆様がより「百人一首ゆかりの地」を実感できるよう、市内の百人一首ゆかりの地に「百人一首デザインマンホール」を設置しました。(宇都宮市HPより)
こちらは、二荒山神社前に設置されています。
小野小町「花の色はうつりにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに」
こちらは、ライトライン駅東公園前電停付近に設置されています。
在原業平朝臣「ちはやぶる神代も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは」
こちらは、宇都宮城址公園に設置されています。
持統天皇「春過ぎて夏来にけらし白たへの ころもほすてふあまの香具山」
こちらは、第23弾として配布開始しているマンホールカードに描かれているLRT(Light Rail Transit(ライト・レール・トランジット))の車両を描いたマンホール蓋です。
ライトライン清原地区市民センター前停留場より徒歩1分、清原地区市民センター前トランジットセンターに設置されています。
こちらは、令和4年1月に設置された「ポケットモンスター」のデザイン蓋です。
設置された「ポケふた」は3種類で、「エレブーとホシガリス」、「ボルトロス」、「ラクライとイワパレス」が宇都宮市のさまざまな景観をイメージして描かれています。
こちらは、宇都宮駅東公園のプールの入口付近に設置された「エレブーとホシガリス」です。
こちらは、八幡山公園内の「アドベンチャーU」内に設置された「ボルトロス」です。
もう一つは、道の駅「うつのみや ろまんちっく村」内の総合案内所前に設置されているようですが、公共交通機関利用と歩きの私としてはちょっと届かない場所なのでいつか機会があればこちらに追加したいと思っています。
こちらは、第10弾として配布開始しているマンホールカードに描かれている餃子をデザインしたマンホール蓋です。
こちらは、「餃子通り」に設置されています。
こちらは、第3弾として配布開始しているマンホールカードに描かれている宇都宮市水道100周年・下水道50周年を記念したデザインマンホール蓋です。
上下水道局のマスコットキャラクター「水道ぼうや」や「下水道50周年」の文字,宇都宮の名物(ギョーザ,カクテル,ジャズ,自転車)等を盛り込んだ親しみやすいデザインです。
宇都宮二荒山神社の大鳥居がある馬場通り一丁目交差点近くに設置されています。
右蓋は下水道局内に展示されている蓋です。
こちらは、星座をデザインしたマンホール蓋です。
東武宇都宮駅北側から材木町通りまで、約400mに渡って店舗が連なる老舗の商店街が並ぶ「ユニオン通り」に設置されていましたが、令和2年には撤去されスリップ防止型のマンホール蓋に交換されたようです。
何故か、山羊座の蓋がなく、水瓶座の蓋が2枚あります。
こちらは、市の木「イチョウ」の葉を全面にデザインしたマンホール蓋です。
宇都宮市で最初のデザイン蓋と思われます。
蓋の上部に「A」(耐荷重量25t)の表記があります。
こちらの記号は、蓋の耐荷重量を表し「A」は14t、「B」は25t、「C」は20tを表すようです。
こちらは枠付です。
こちらは、蓋の上部に「B」(耐荷重量25t)の表記があります。
こちらは枠付です。
こちらは親子蓋です。
こちらはΦ1200の蓋です。
こちらは、蓋の上部に「Ⅰ」(耐荷重量25t)の表記があります。
こちらの記号は、蓋の耐荷重量を表し「Ⅰ」は25t、「Ⅱ」14t、「Ⅲ」8tを表すようです。
前出の英字の蓋と比べ、こちらの蓋の表記の方が早く設置されたようです。
こちらは枠付です。
こちらは、蓋の上部に「Ⅲ」(耐荷重量8t)の表記があります。
枠付です。
こちらの蓋には、蓋の上部に「B」(耐荷重量25t)の表記があり、その下に「雨水」の表記があります。
こちらの蓋は分流エリアに設置されています。
こちらは、小型マンホール蓋です。
以降は、規格模様の蓋です。
最初はJIS規格模様の蓋です。
こちらの蓋は用途記載がありません。
こちらは雨水蓋です。
こちらは、上部に耐荷重量を表す記号「25」の表記があります。
右蓋の「25」は上下が逆転して表記されています。
こちらは、亀甲模様の蓋です。
こちらの蓋には用途記載がありません。
こちらは枠に模様があります。
こちらはΦ900サイズの蓋です。
こちらは、3点止めの耐圧対応されて蓋です。
こちらは雨水蓋です。
こちらは枠に模様があります。
こちらは、毘沙門亀甲模様の蓋です。
こちらの蓋には用途記載がありません。
用途記載のない親子蓋です。
こちらの蓋は、面が18分割され、同心円が6本ある蜘蛛の巣状の蓋です。
こちらは、グレーチング(格子)型の蓋です。
こちらは用途記載がありません。
こちらは雨水蓋です。
左、中蓋は「雨水」、右蓋は「うすい」の表記です。
こちらは汚水蓋です。
こちらの蓋は「おすい」の表記です。
次は、スリップ防止型の蓋です。
こちらは雨水蓋です。
上部の左側には耐荷重量記号「T-25」、右側には製造メーカーの長島鋳物(株)のロゴ、中央は設置年度の西暦下二桁「22」の表記でしょうか。
こちらは汚水蓋です。
上部の左側は設置年度の西暦下二桁「21」の表記でしょうか。その右側は耐荷重量記号「T-25」、その右側には製造メーカーの日之出水道機器株)のロゴが表記されています。
上部の左側には耐荷重量記号「T-25」、右側には製造メーカーの長島鋳物(株)のロゴ、中央は設置年度の西暦下二桁「23」の表記でしょうか。
上部の左側は設置年度の西暦下二桁「20」の表記でしょうか。その右側は耐荷重量記号「T25」、その右側には製造メーカーの水島鉄工所(株)のロゴが表記されています。
上部の左側には製造メーカーの(株)トミスのロゴ、その右側には設置年度の西暦下二桁「20」の表記でしょうか、その右側は耐荷重量記号「T25」が表記されています。
こちらは、インターロッキングブロック型の蓋です。
こちらは、公共下水道が着工された頃のかなり古いタイプの蓋です。
以降は、小型マンホール蓋や枡蓋です。
こちらは、インターロッキングブロック型の蓋です。
こちらは、コンクリート製の蓋です。
こちらは、プラスティック製の蓋です。
こちらは、他の自治体でもよく見かける規格模様の蓋です。
こちらの蓋は、中央に「宇管」、その下に「下水」の表記があります。
宇都宮市管工事業協同組合が取り扱う蓋ではないでしょうか。
こちらは、下河原水再生センター付近に設置されていた6連の角蓋です。
どのような用途の蓋かは未確認です。
こちらは、側溝の枡蓋です。
こちらは、ライトライン清原地区市民センター前停留場付近に設置されていました。
最後は、農業集落排水施設に係わる蓋です。
こちらは、柳田地区で撮った蓋です。
蓋の上部に「A」(耐荷重量25t)の表記があります。
こちらの記号は、蓋の耐荷重量を表し「A」は14t、「B」は25t、「C」は20tを表すようです。
こちらは、蓋の上部に「B」(耐荷重量25t)の表記があります。
こちらは、蓋の上部に「Ⅰ」(耐荷重量25t)の表記があります。
こちらの記号は、蓋の耐荷重量を表し「Ⅰ」は25t、「Ⅱ」14t、「Ⅲ」8tを表すようです。
前出の英字の蓋と比べ、こちらの蓋の表記の方が早く設置されたようです。
こちらは親子蓋です。
こちらは、蓋の上部に「Ⅱ」(耐荷重量14t)の表記があります。
こちらは、プラスティック製の蓋です。
下部に「集排」のひょうきがあります
以上で、その1.公共下水道関係の蓋の整理は終了です。
その2.では上水道関係他の蓋を整理します。