※2020.08.19更新 公共基準点蓋、防火貯水槽蓋を各1枚追加しました。
中野区の経緯は、昭和7年10月1日に東京市の市域拡張にともない、中野町と野方町が合併して中野区が誕生します。その後、昭和18年に東京府・東京市が都政施行となり、東京市中野区も東京都中野区となり、今日に至っています。
中野区は、東京都23区の西の方に位置し、沼袋、野方、中野、幡ケ谷、落合の5つの台地があり、その台地の間を江古田川、妙正寺川、旧桃園川、神田川、善福寺川の5つの川が流れています。面積は15.59平方キロメートルで23区中14番目の広さです。
東は新宿区・豊島区、西は杉並区、南は渋谷区、北は練馬区に接しています。令和2年7月1日現在で、人口は33.6万人強、世帯数は20.9万世帯強となっています。
区章は、「中野」の「中」と、ひらがなの「の」をかたちどり、中野区を象徴しています。(昭和15年制定)
区の花は「ツツジ」、区の木は「シイ」です。(以上は、中野区HPより)
中野区内は、汚水と雨水を一つの管で流す合流式となっているようです。
区部の下水道は、10処理区に分けられ下水処理が行われるようです。中野区の多くは落合処理区に該当するようですが、新河岸処理区に該当する区域もあるようです。
落合処理区は、新宿区にある落合水再生センターで処理し、神田川に放流しています。また、一部は再生水として西新宿や中野坂上地区のビルのトイレ用水や渋谷川、目黒川、呑川の清流復活事業に活用しています。
新河岸処理区は、板橋区に新河岸水再生センターで処理し、新河岸川に放流しています。また、その一部を砂ろ過してセンター内で機械の洗浄・冷却、トイレ用水、緑地への散水などに使用しています。(以上は、東京都下水道局HPより)
前置きはここまでとし、マンホール蓋の整理に入ります。
東京都23区内の下水処理は、東京都下水道局が管理・運営していますので、以下のようなデザイン蓋で統一されています。
左蓋が一世代前、右蓋(上部に耐荷重記号「T-20」、中央に管理番号欄)が最新のデザインです。
しかし、区が管理する道路や公園などでは、区章など区を識別できる固有の蓋が設置されている場合があります。
こちらの蓋は、妙正寺川公園内で見つけた蓋で電気系統の蓋と思われます。
下部には、「HIRANO THUKO」の文字がありますので、平野鋳工株式会社製の蓋と思われます。
こちらの蓋は、防火水槽の蓋です。
東京総合保健福祉センター・江古田の森の敷地内で見つけました。
左蓋は大和西児童館の敷地内で見つけました。右蓋は区章の向きが逆転しています。
(2020.08.19追加)
こちらの蓋は、「点検口」と書かれた小型マンホール蓋です。
松が丘1丁目地区で見つけましたが、用途が判りません。
こちらは、荒玉水道と書かれた泥吐弁の蓋です。
こちらの蓋は、昭和3年10月給水開始、昭和7年10月1日に東京市に併合されるまで、豊多摩郡中野町・落合町・野方町・和田堀町・杉並町、北豊島郡板橋町・巣鴨町・王寺町・滝野川町・高田町・西巣鴨町・長崎町・岩渕町を給水区域として存在した荒玉水道町村組合の蓋のようです。
2019年2月に西武新宿線・沼袋駅の近く、野方警察署・沼袋交番付近で見つけました。
最後は、公共基準点の蓋です。(2020.08.18追加)
中野区は、散策の回数が少ないのでもう少し歩いて見ようと思っています。
以上で、東京都中野区のマンホール蓋の整理は終了です。
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