老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

京都の大晦日

2008年11月01日 | ☆ 京都の冬

もし、京都の365日のうちで、一番好きな日を1日選べ、と言われたら、私は、祇園祭の宵山か、大晦日を選ぶ。

祇園祭の方は、宵山でも、宵々山でも、宵々々山でも、風情にそれほどの差はないから、「この1日」、という意味では、大晦日が一番かもしれない。

それほど、私は、京都の大晦日が好きだ。

  • 異様な賑わいをみせる錦市場
  • 寺町三条の三嶋亭の前にできる長い行列
  • 柊屋や炭屋といった老舗旅館や京都の旧家の前に飾られる、新年を迎えるための古式豊かな飾り
  • 神社で行われる大祓(おおはらえ)の儀式
  • お寺の除夜の鐘
  • 八坂神社のオケラ参り

など、大晦日に繰り広げられる、京都の風物詩絵巻は、実に多彩で、それぞれに趣きがある。

たとえば、大祓の儀式。これは、神道にとって最重要とされる神事の1つだから、どの神社でも行われるはずだから、京都にある神社の数を思うだけで、気が遠くなる。

お寺の除夜の鐘も、シカリ。訓練した大勢の僧侶がつく知恩院の大鐘、など特殊な例を除き、たいていは一般人参加型だから、京都中いたるところのお寺で大変な盛り上がりをみせる。

去年は知恩院、今年は高台寺、という具合に、年々計画されて回られる方も多いし、一晩で、いくつもの有名寺院の除夜の鐘をハシゴすることも、京都ならできる。

いずれにしろ、これほど、「盛りだくさん」な京都の1日、というのは、一年中でも他にない、京都好きにとっては、たまらない1日だ。

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