梨田、落合、真弓…去りゆく「ニッパチ監督」の思いは
昭和28年生まれ、いわゆる「ニッパチ監督」の周辺が揺れている昨今。
すでに退任が決まっている日本ハムの梨田監督、
中日ドラゴンズの落合監督につづいて
阪神の真弓監督も、今季限りで指揮官の座から退くことになったが。
昨季のオフには、2年契約を結んでいたことから当初は、続投とみられていたが、
ペナントレースの正念場で失速。それにあわせるように、
トラの歴代監督が洗礼を受けた“モノ言うファン”のヤジは過激になるばかり。
客足も鈍り、主催試合の観客動員が3年ぶりに300万人を下回ることが確実となった。
いつもながらファンの支持率に神経をとがらせている球団側は
「3位以内に入り、クライマックスシリーズ進出」を続投条件に挙げた。
とはいえ、
残り試合が少なくなった時点で、
3位巨人とのゲーム差を考えると、事実上解任を通告したのも同じ状況だった。
それにしても、
リーグ優勝をねらえる戦力を抱えながら、
Bクラスに転落した真弓監督はともかく、
落合監督は球団史上初のリーグ連覇を達成し、
梨田監督も2位を確保。
球団から引導を渡された監督同士が日本シリーズで対決するようなことになれば、
それこそ前代未聞の事態だ。
さらにな・ナント、
阪神の後任監督候補に梨田、落合両監督の名前も挙がっている。
しかも巨人の渡辺恒雄球団会長からは「落合なら阪神を強くできると思う」と、
おせっかい発言まで飛び出すありさまです。
(いつも一言多いオヤジですが?当っているかも?)
一度はやりたいが、二度とやりたくない-のがプロ野球の監督といわれている。
「ニッパチ監督」はそれぞれどんな思いでシーズンを終えるのだろうか。
スポーツ新聞は、CSや日本シリーズはそっちのけで・
早々とストーブリーグに入っている様相ですなぁ~。
甲子園球場ではもうとっくに枯葉が舞ってますがね・・・