日日の幻燈

歴史・音楽・過ぎゆく日常のこと

【note】従兄弟の死に思うこと

2016-02-29 | 日日の幻燈

従兄弟が亡くなった。50歳だった。

自宅で突然倒れて、そのまま意識は戻らなかったという。
棺の中の彼の顔は、若々しく、張りがあって、声をかければ起き上がりそうな感じだった。


親しい人の死に触れるたびに思うのは、朝から夜遅くまであくせく働き、時には休日さえも仕事に充てる人生って、果たして正しいのだろうか?という疑問。
周りから見れば、仕事に一生懸命でカッコよく見えるのかもしれない。
でも、今日、突然倒れてしまったら、いったい誰が責任をとってくれるのだろう?
仕事は、いくらでも代わりの人がこなしてくれるだろう。
でも、明日にまわした自分の楽しみが、永遠に叶えられなくなったとき、そのことに対して誰がその責任を?


甘っちょろいこと言っているなよ!と嗤われるかもしれない。


でも、自分の人生なのだ。しかも、たった一度きりの。

そんなとりとめのない思いが、また、頭の中をグルグルまわっている。
もちろん自分としては答えは出ているのだが、それを実行するのには、それなりの勇気と覚悟が必要。

わかっているんだけどね。


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