GWは、そんなに遠出はせずにどこか近場で…ということで、昨日(5月1日)、カミさんがかねてから行きたがっていた東京の下町、谷中・根津・千駄木、通称「谷根千」散策に出かけました。
一応下調べをした結果、地下鉄の千駄木駅から、根津神社~正岡子規旧宅~谷中銀座~千駄木駅に戻るというルートを選択。
【根津のたいやき】
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千駄木駅から根津神社方面へ歩くこと約10分。まずは鯛焼きで腹ごしらえです。ここの鯛焼き屋さんはガイドブックにも載っている人気店。餡がなくなり次第販売終了の売り切れ御免の鯛焼き。この日も行列ができていました。私が買ったのは午後1時半くらい。そのとき、「今ある餡が終わったらおしまい」宣言がされていました。早めに行くが吉です。
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さて、肝心の鯛焼きですが、皮がとても薄くて、餡と餅?がまぶしてある感じです。ごちそうさまでした。
【根津神社】
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日本武尊が創建したと伝わる根津神社。今のように大きくなったのは、5代将軍徳川綱吉が跡継ぎに家宣を定めた際に屋敷地を献納し、神社がここに遷座してからだとか。それにしても豪華絢爛、本殿や唐門などは重要文化財に指定されています。
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さて、つつじ祭りが開催中とのことでしたが…残念ながら、見頃は過ぎていました。つつじに限らず、今年は全般的に開花が早いのですね。
【お化け階段】
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根津神社のすぐそば、一見何の変哲もない階段。ここが「お化け階段」と呼ばれる理由は、段数を数えながら歩いてみると…何と昇りと降りで段数が違う…ということからだそうです。
では、実際に数えてみると…やっぱり違った!
さて何でだ?
ちなみに、カミさんは昇りも降りも一致したそうです。たんに数え間違い?でも、もう一回チャレンジする体力も気力もなかったので、謎は謎のままとしておきました(実は種明かしはあるようですが…)。
【子規庵(正岡子規旧宅)】
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お化け階段から言問通りに出て、歩くこと20分~30分(実際は途中の喫茶店で休憩したのですが、その時間は含まず)、JR線を高架橋で越え、正岡子規の旧宅・子規庵を目指します。私が今回、いちばん行きたかった場所です。
今までに小泉八雲や島崎藤村の旧宅を訪ねましたが、文豪の家って、そういう目線で見てしまうからなのか、何だか趣がありますよね。
さて、「坂の上の雲」で俄然興味を増した子規の家とは?
子規の家とは?
家とは…
休館日でした。
ショック!
基本、月曜日が休みですが、月曜が祝日の場合は火曜日が休みだそうで…まさにこの日がそれに該当してしまいました。泣く泣く、塀の外から玄関先の写真だけ撮って退散したのでした。
【谷中の猫】
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閉まっていた子規庵を後にして、再び線路を越えて、JR日暮里駅から谷中の商店街・谷中銀座へ向かいます。
で、谷中といえば猫。一時期、話題になりすぎたため、観光客が弄りまわした結果、猫は激減、どこかへ隠れてしまったようです。確かにこの日も、飼い猫を含めて数匹しか見かけませんでした。
【谷中銀座】
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「谷根千」観光の目玉のひとつが、この谷中銀座。昔ながらの下町商店街の雰囲気に惹かれて、休日ともなれば観光客がどっと押し寄せるようです。
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この日はGWの合間だったので、観光客もそこまでではありませんでしたが、外国人は結構いました。それも全国を賑わす中国人ではなくて欧米系。欧米の人たちから見れば、やっぱりエキゾチックというか、不思議な感じなのでしょうか?
商店街だけあって、当然、地元の人たちが買い物に来ています。ちょっとオシャレをしている観光客と、普段着の地元の人。何とも言えないコントラストなのでした。
【夕焼けだんだん】
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谷中銀座の手前にある階段は、夕焼けがきれいに見られるスポットとしてガイドブックにも紹介されています。一般公募で「夕焼けだんだん」という名称がつけられています。ちょっと夕焼けには早かったのですが、とりあえず撮ってみました。そういえば、どこかのテレビ局もロケの真っ最中でした。
【谷中銀座を抜けた辺り】
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そんなわけで、今回の「谷根千」散策も終了。ふたたび千駄木駅へ向かい地下鉄で帰路につきました。歩いているだけで、レトロな雰囲気の家があちらこちらに見られます。昭和な感じを手ごろに味わうにはいい場所ですね。
イメージでは結構狭い範囲なのかと思いきや、ぐるっとまわったら半日かかりました。事前に行きたい場所を調べて、効率よく観光するのがよいかと思います。
ちょっと残念だったのは、子規庵をはじめショップも休みが多かったこと。行く日を間違えたかな…という感じ。混雑を避けて平日に訪れる場合は、その前後のカレンダーも確認したうえで、日にちを選んだほうがいいようです。基本、月曜日は避けるべし。
今回行けなかった残念リスト
・子規庵(休み)
・旧吉田屋(休み)
・北原白秋旧宅跡地(発見できず)
・玉林寺はじめ寺院の数々(時間がなくて…)
・カミさんが行きたかったショップ(スイーツ関係…休み)
機会があれば、この次こそは!