セレンディピティ日記

読んでいる本、見たドラマなどからちょっと脱線して思いついたことを記録します。

己丑(2009年)換局 国政編

2009-04-05 17:24:12 | 社会経済
換局というと、国と名古屋市のほかに世界の政治経済についても言えるのだが、それは自分の手に余るので、あと書くのは国政だけにする。もちろん国政についても専門家というわけでないので駄法螺かもしれないが。

中国の歴史上の王朝が末期となるといつも同じような特徴が出てくる。幼い皇帝が立てられそれが短い期間で次々と替わる。外戚と宦官の勢力が強くなり権力を壟断する。人民が疲弊し家を失った流民が多く出る。なんとこれが自民党政権にも当てはまるのだ。

幼い皇帝のかわりに幼い総理はいないけど、国会議員のキャリアの短い政治家が次々と総理になって1年ぐらいで後退していった。昔の総理と言えば、大蔵大臣や党幹事長などの主要閣僚や党要職をいくつも経験した派閥の長が総理になっていた。だが最近の3人は主要閣僚を経験していないし派閥の長でもない。麻生は麻生派の長だって?アッそう。安倍元首相の幹事長も目玉として使われただけで実績は残していない。

外戚とは皇帝の母親の親族。これは公明党だな。宦官とは皇帝の身の回りの世話をする去勢された男の役人。ものの本によると性欲がとざされたので財産欲が旺盛となっているとのこと。これは偏見かもしれない。宦官には紙の発明者や大航海をした者もいるから立派な人物もいるだろう。しかし今の日本でも×××が立たなくなって財産欲が旺盛になって者はいる。それは天下り官僚だ。70歳を過ぎても週に1日か2日しか出勤しなくても、肩書きと運転手つき公用車と視察という名のファーストクラスでも海外旅行と給与と退職金。こりゃ国賊だ。王朝の初めの皇帝は前の王朝の反省から宦官を極力少なくするが王朝末期には膨大な数と権力を握ってくる。新しい王朝ができると、前の王朝の宦官を、国を誤らせたと皆殺しすることもあった。政権交替したらなんとか撲滅しなきゃ。そうしないと国民は政党政治に無力を感じて、自衛隊のクーデターを誘発するぞ。自衛隊は歴史認識のクーデターでは国民の支持がえられないので、天下り官僚をスタジアムに集めて銃殺することによって国民の支持を得ようとするぞ。そんなことにならないように心配しているのだから。

決断ができなかった麻生首相はこのままずるずると秋の衆議院議員の任期切れまで解散しないでいくと思われていた。だが小沢民主党党首の問題が出てきた。また評論家の三宅氏によると麻生首相は小渕総理の地域振興券の例から定額給付金を配ると支持率が上向くと信じているそうだ。高速道路料金についても利用者は理性上はおかしいと思っても、現実に利益を受けると、朝三暮四のサルのように喜ぶものだ。そんなわけで5月総選挙の雰囲気が自民党から出てきている。決断のできない麻生首相も、側近にそそのかされると人気が上がったと思って解散するかもしれない。

麻生首相が「デュエル」と解散カードを切る。民主党は「トラップカード、党首交代」と岡田党首が出てくる。