英国コーンウォールで開かれたG7サミットの際に、日韓首脳会談の約束をしていたところ一方的に日本からキャンセルされたと韓国の報道があった。
それに対して加藤官房長官が会見で「そのような事実は全くない」と言いながら、記者の質問に対し会談が行われなかったのは「スケジュールなどの都合」と答えている。
これについてハンギョレ新聞では深読みして、「加藤長官の説明通りなら、事前に日韓首脳会談が予定されたが、日程のため実現していないと解釈することもできる」と推測している。つまり韓国の報道が正しいと言いたいのだろう。
真相は明らかではないが、会う、会わないでもめること自体が可笑しい。
どうも韓国側に会談をしたいという強い思いがあり、日本側にはその気がなかったということだ。
わたしが想像するに、おそらくサミットのこの機会に会談を行いたいと韓国側が申し入れ、一方日本側は外交儀礼上明らかな拒否はできなかったので、「約束はできませんが日程が合えば」とでも答えたのではないだろうか。日本的礼儀のお断りの文句である。
日本との課題をなにひとつ片付けていないこの時点で会う必要性はさらさらなく、なんとか、すれ違いの挨拶程度でお茶を濁したのだろう。
それに噛みつかれたわけだ。
では、なぜ文在寅大統領は日本の総理と会談したいのか?
大陪審の徴用工判決や「癒しの財団」の解散をそのままにしたまま日本との関係修復が可能だと思っているのだろうか?それとも会えば何とかなると思っているのだろうか?
お目出度いだけではないとしたらどういうことか?真意がよく見えない。
しかし、これだけは言えるだろう。文在寅大統領の任期は来年の5月までである。世論調査の支持率は30%台に落ちている。この時期にしては高い方らしいが、レームダックに陥っていると言っていいだろう。
自分の生き死にではなく、大統領選に向かう与党候補を後押しする秘策があって日本を利用しようとしているとしたらこれは危険だ。
百歩譲ってその考えはないとしても、退任する大統領と何らかの約束をしても実りはないだろう。
前政権の国際的条約を平気で反故にする国なのだから、信頼に値しない。
次期政権が誕生するまで国交は開かない方がいい。話ができる相手だとわかったらきちんと会いに行ってもいいだろう。
それまで日韓首脳会談は百害あって一利なし。
追記
5月5日に茂木敏充外相が訪問先の英ロンドンで韓国の鄭義溶(チョンウィヨン)外相と会談している。1年3カ月ぶりだったらしい。
会談では日本側が元慰安婦らへの賠償を命じた判決や、元徴用工訴訟判決による日本企業の資産が売却される「現金化」などについて韓国側に改めて適切な措置を講ずるよう求め、日本側が受け入れ可能な解決策を早期に示すよう韓国側に促したが、鄭氏は元慰安婦や元徴用工の問題で「日本側の正しい歴史認識がなければ過去の歴史問題は解決できない」と強調したという。
平行線は何も変わっていない。これでは首脳会談をしても意味がない。
平行線でも会談したいというのは、裏に何か策略があるとしか思えない。桑原、桑原。
それに対して加藤官房長官が会見で「そのような事実は全くない」と言いながら、記者の質問に対し会談が行われなかったのは「スケジュールなどの都合」と答えている。
これについてハンギョレ新聞では深読みして、「加藤長官の説明通りなら、事前に日韓首脳会談が予定されたが、日程のため実現していないと解釈することもできる」と推測している。つまり韓国の報道が正しいと言いたいのだろう。
真相は明らかではないが、会う、会わないでもめること自体が可笑しい。
どうも韓国側に会談をしたいという強い思いがあり、日本側にはその気がなかったということだ。
わたしが想像するに、おそらくサミットのこの機会に会談を行いたいと韓国側が申し入れ、一方日本側は外交儀礼上明らかな拒否はできなかったので、「約束はできませんが日程が合えば」とでも答えたのではないだろうか。日本的礼儀のお断りの文句である。
日本との課題をなにひとつ片付けていないこの時点で会う必要性はさらさらなく、なんとか、すれ違いの挨拶程度でお茶を濁したのだろう。
それに噛みつかれたわけだ。
では、なぜ文在寅大統領は日本の総理と会談したいのか?
大陪審の徴用工判決や「癒しの財団」の解散をそのままにしたまま日本との関係修復が可能だと思っているのだろうか?それとも会えば何とかなると思っているのだろうか?
お目出度いだけではないとしたらどういうことか?真意がよく見えない。
しかし、これだけは言えるだろう。文在寅大統領の任期は来年の5月までである。世論調査の支持率は30%台に落ちている。この時期にしては高い方らしいが、レームダックに陥っていると言っていいだろう。
自分の生き死にではなく、大統領選に向かう与党候補を後押しする秘策があって日本を利用しようとしているとしたらこれは危険だ。
百歩譲ってその考えはないとしても、退任する大統領と何らかの約束をしても実りはないだろう。
前政権の国際的条約を平気で反故にする国なのだから、信頼に値しない。
次期政権が誕生するまで国交は開かない方がいい。話ができる相手だとわかったらきちんと会いに行ってもいいだろう。
それまで日韓首脳会談は百害あって一利なし。
追記
5月5日に茂木敏充外相が訪問先の英ロンドンで韓国の鄭義溶(チョンウィヨン)外相と会談している。1年3カ月ぶりだったらしい。
会談では日本側が元慰安婦らへの賠償を命じた判決や、元徴用工訴訟判決による日本企業の資産が売却される「現金化」などについて韓国側に改めて適切な措置を講ずるよう求め、日本側が受け入れ可能な解決策を早期に示すよう韓国側に促したが、鄭氏は元慰安婦や元徴用工の問題で「日本側の正しい歴史認識がなければ過去の歴史問題は解決できない」と強調したという。
平行線は何も変わっていない。これでは首脳会談をしても意味がない。
平行線でも会談したいというのは、裏に何か策略があるとしか思えない。桑原、桑原。
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