19歳の夏、同級生のシンシン(パンダじゃないよ)と河口湖の畔(ほとり)にある彼のおばさんの家に何泊かしたことがある。そこそこのお年しだったからおそらく伯母さんだろう。シンシンは今どこかの大学の歴史学者になっているはずだ。(70歳定年ならね)
家を訪ねる前に河口湖にそそぐ川の上流を遡った。
最初は軽い気持ちだったがそのうち本気になってきた。けもの道を辿りながら、ようやく小さなせせらぎに到達した。
一服すると煙が静かに漂っていく。ゆっくりと形を変えずに、そのまま山向こうに流れていく。
この静けさに感動した。
せせらぎに足をつけるとキーンと冷たく、一時も浸していられない。真夏の7月21日のことである。
沖縄のぼやけた気候に住む自分にはまったく理解出来なかった。
逆もまた真なりで、北海道の人が沖縄の気候を信じられないように、日本全国で同様の現象は起こるだろう。それが日本である。
驚きはそれだけじゃなかった。日中はそこそこ気温が上がるが、夜になるとひんやりしてクーラーなんかまったく要らない。返って厚い布団が欲しいくらいだ。
伯母さんの作る食事は今で言う茶色食だったが、どれもうまかった。気温が食欲をそそっていたのかもしれない。
千葉の野毛平工業団地で働いている時に知り合ったAokiさん所有の妻恋の別荘に泊まれることになったことがある。何泊してどんなアクセスでそこに行ったのかまったく覚えていないが、近くに来ると白樺の林だった。しんとして、ひんやりしていた。
やはり夏にもかかわらず、布団にくるまって寝た。
とても冷房なんて必要のない世界が信じられなかった。
わたしにとっては憧れる世界だが、そこに住む人たちはどう思っているのだろうか?(逆に冬は寒くて耐えられないかもしれない)
いつか宝くじでも当たったら、そんなところに住みたいと思っているのだが、ないものねだりなのだろうかね?
家を訪ねる前に河口湖にそそぐ川の上流を遡った。
最初は軽い気持ちだったがそのうち本気になってきた。けもの道を辿りながら、ようやく小さなせせらぎに到達した。
一服すると煙が静かに漂っていく。ゆっくりと形を変えずに、そのまま山向こうに流れていく。
この静けさに感動した。
せせらぎに足をつけるとキーンと冷たく、一時も浸していられない。真夏の7月21日のことである。
沖縄のぼやけた気候に住む自分にはまったく理解出来なかった。
逆もまた真なりで、北海道の人が沖縄の気候を信じられないように、日本全国で同様の現象は起こるだろう。それが日本である。
驚きはそれだけじゃなかった。日中はそこそこ気温が上がるが、夜になるとひんやりしてクーラーなんかまったく要らない。返って厚い布団が欲しいくらいだ。
伯母さんの作る食事は今で言う茶色食だったが、どれもうまかった。気温が食欲をそそっていたのかもしれない。
千葉の野毛平工業団地で働いている時に知り合ったAokiさん所有の妻恋の別荘に泊まれることになったことがある。何泊してどんなアクセスでそこに行ったのかまったく覚えていないが、近くに来ると白樺の林だった。しんとして、ひんやりしていた。
やはり夏にもかかわらず、布団にくるまって寝た。
とても冷房なんて必要のない世界が信じられなかった。
わたしにとっては憧れる世界だが、そこに住む人たちはどう思っているのだろうか?(逆に冬は寒くて耐えられないかもしれない)
いつか宝くじでも当たったら、そんなところに住みたいと思っているのだが、ないものねだりなのだろうかね?
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