大阪なおみの記者会見が見たいわけじゃない

大阪なおみが全仏オープン2回戦以降を棄権した。
なおみは記者会見がつらいと言って、今後記者会見には応じないと宣言した。そして、規則に従って罰金1万5千ドルには支払うと言った。
ところが、昨日、全仏オープンの主催者が今後も会見拒否を続ければ出場停止とする。また、4大メジャー大会の主催者が記者会見を拒否するなら出場できない「追放」となる可能性があると報道された。「追放」とはなんとおどろおどろしい言葉だろうか！？
最初は大阪なおみの我儘かなと思っていたが、彼女のうつ病の悩みは別としても、この処置はちょっとおかしいのではないかと思った。

規則で罰金は決められているのだろう。それはなおみも認めて支払う意志を見せている。その都度勝ち進んで賞金を獲得すれば屁でもない。その都度払っていけばいいのだ。
ところがこのまま会見拒否を続ければ出場停止にするというのは、果たして規則にあることなのだろうか？
さらに4大大会の主催者からの追放という処置は何らかのルールに則っているのだろうか？
そうでないとしたら4大メジャーは無法社会としか言いようがない。
これは全仏および4大大会の主催者にペナルティーを科すべきだろう。

記者会見を大事にして選手を追放するなんて本末転倒もいいところだ。
わたしをはじめ、すべてのファンは選手のプレイこそ見たいのであって、記者会見が見たいわけじゃないからね。