「汗臭い人苦手」で炎上？

ある女性のフリーアナウンサーが8日に、「汗臭い人は困る」という投稿したら、非難ごうごうＳＮＳで炎上して、2日後の10日に事務所から解雇を言い渡されたという。（8/15羽鳥慎一モーニングショーより）
どんな投稿だったのかを見てみると、「ご事情あるならごめんなさいなんだけど、夏場の男性のにおいや不摂生している方特有の体臭が苦手すぎる。1日数回シャワー、汗拭きシート、制汗剤においては一年中使うのだけど、多くの男性がそれぐらいであってほしい」
というものだった。

「ご事情あるならごめんなさい」と一応断っているし、汗臭いのが好きだという人はほとんどいないだろうし、汗臭いのが嫌と言ってどこが悪いのだろう。
それだけで非難されるいわれはないと思う。
まぁ、強いて言えば文章がちょっとお粗末なところがある、さらに言えば、「男性」に限定しているところや、下線部分は自分の行動を語っているのだろうが、それを他人に要求するというのは大きなお世話と言われても仕方ない。「ちゃんとシャワーしてね」くらいに収めてくれれば良かった。

汗臭い人はいる。外国人には多い。すれ違うとブーンと匂う。
わたしの20代もかなり汗臭かったと思う。アパートには風呂などあるわけじゃないし、トイレだって共同のぼっとん便所だった。（関係ないけど・・・。）
バイトには着た切り雀状態で、脇は白く潮を吹いていた。（今考えるとおぞましい姿だ）
当然臭かったに違いない。
だからわたしは、このような投稿を見たら、そうだねと同感するし、身につまされてすぐ謝ってしまうかもしれない。

炎上させる人たちはなんて言っているのだろうか？
「冗談じゃない。わたしは汗臭くない」と怒っているのだろうか？
いつも綺麗にして汗臭くないなら、何も怒ることはないだろう。
とすると、やっぱり汗臭い人だ。綺麗にしていないから、痛いところを突かれて怒っているのだ。
怒っちゃいけないよ。臭いのが好きな人はいないのだから。人前ではできるだけ臭くないようにしようね。

ちょっと横道にそれるが、自分の汗臭さは嫌いじゃない。むしろ好きな方だ。時々匂いを嗅いでいる。
耳の後ろの加齢臭もいい匂いとまでは言わないが、味わいのある匂いに感じる。
ウンチの匂いも長い付き合いだからなのか臭くない。カミさんや子どもたちのうんちは、愛しているけどやっぱり臭い。不思議である。
口臭も自分では気づかない。ひょっとすると自分では臭く感じないからなのだろうか、よくわからない。
しかし、人は臭く感じる。
だからよりよい社会生活を営んでいく上では、マナーとしての心遣いは大切ということだろう。

ただそれだけの話だと思うのだが、なぜ炎上するのだろうか？
事務所の対応を含めて、ちょっと今の社会病んでいるように思うのはわたしだけ？