この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

中国が日本の海産物の全量検査をするってさ

2023-07-26 13:38:00 | 意見がありますけど
中国が7月7日あたりから日本からの海産物の放射能検査を始めたらしい。これまで「抜き取り検査」のみだったものを「全量検査」に変えたらしい。
輸入禁止ではないが、通関手続きに3日もかかることから、生ものは劣化して売り物にならない。
事後報告では輸入した業者は困っているだろう。ひょとして日本の輸出業者に補償を求めることはないだろうね?
今後中国の輸入業者は日本産を輸入しなくなるだろう。実質的な輸入禁止である。

他にも中国は半導体の材料の希少金属のガリウムやゲルマニウムと関連製品を8月1日から輸出規制すると発表している。
アメリカの中国に対するハイテク分野の輸出管理や中国の対米投資に対する審査強化などの米中対立による政治的処置なのだろう。
日本もそのトバッチリに巻き込まれた形なのだろうか。

日本から中国への海産物の輸出は毎年増え続けており、昨年は871億円とのこと。ホタテ貝がもっとも多いらしく、467億円を占めているらしい。海産物の54%がホタテなんてホントかな?
すでに北海道や青森など東北地方では、ホタテの出荷が落ちるとの懸念が広がっているようだ。
産地も影響がでるだろうが、中国向けの輸出業者は死活問題だろう。

中国政府はその理由を「人民の健康と海洋環境に責任がある」と言っているようだが嘘だ。
まず中国政府が国民のことを考えているわけがない。農薬のたれ流しをして近海環境は悪化し、エチゼンクラゲの大量発生が日本に流れてきて迷惑をかけている。さらに言えば、処理水はまだ海に流していない。このような処置をする必然性がない。
つまりは、日本に対して政治的な交渉材料に使いたいと考えているに違いない。
安易に妥協してはいけませんぞ!

輸出入を政治的に利用してもブーメランになることは韓国のNOジャパンでわかっていることだし、「中国が白旗をあげた」で触れたように、オーストラリアの石炭を輸入停止にして困ったのは中国だった。北京を含む地域に大規模停電が起こるなど電力不足で大騒ぎになったことがある。
中国はヨーロッパから入れると言っているようだが、輸送コストがかかる。さらに、日数がかかるから生ものは無理じゃない。海産物はすべて冷凍にするはめになるだろう。
困るのは中国の方だ。ほっといたらいい。

輸出業者はカントリーリスクのない国を開拓していったらいい。世界的に健康食として日本の寿司ブームである。別に中国に買ってもらわなくてはいけないということはない。むしろ中国は今後最大の食糧輸入国の運命なのだから、逆にお願いして売ってもらう立場なのだ。


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