この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

高齢者の方が運転に自信あり!?

2024-06-12 12:41:00 | 意見がありますけど
一週間前の5日、埼玉県熊谷市で84歳の男が学校前の横断歩道で赤信号に突っ込み、下校する小学1年生をはねる事故があった。
その高齢者は3月に免許証の更新をしたばかりだったというではないか。
昨日11日の羽鳥慎一モーニングショーで高齢者の事故について取り上げていた。
冒頭、高齢者講習だったのだろう。76歳の女性や毎日運転しているという75歳男性が赤信号に気づかないで通過する映像が出ていた。こんなのは初歩中の初歩の話じゃないか。即刻免許停止して欲しいところだが、この講習では合否の判定はしないという。

番組で紹介された<交通事故発生の年齢別集計>では、
16~19  1.03%
20~29  0.3
30~39  0.31
40~49  0.29
50~59  0.3
60~69  0.31
70~79  0.36
80~   0.46
(その年齢の免許所持者に対する事故率だろう)となっている。
20歳未満の事故率が多いのは未熟さと無謀運転(スビート超過)などがあると思うが、60代からの事故率が上がっているのは年齢の衰えによるものなのだろう。

ところが次の<自分の運転に自信があるという年齢別統計>統計を見ると
20~29  39.3%
30~59  46.0
60~64  39.3
65~69  56.0
70~74  59.3
75~79  62.7
80~   72.0
となっている。年寄りになるほど自分の運転に自信があるという驚きの数字だ。

80歳以上の高齢者の7割以上が運転に自信があると答えている。これでは免許の返納率が伸びるわけはない。この中には能力を高めている人もあるかもしれないが、ほとんどは我流の運転を続けてきているものばかりだと思う。
やはり運転技能検定で客観的に評価してもらう必要がある。
一定の違反歴がない場合、運転技能検査は受けず、高齢者講習(座学・視野検査・実車指導)のみである。

違反歴のあるなしに関わらず70歳以上の高齢者全員が運転技能検査を受けるべきだろう。
そして厳格に審査すべきである。つまり免許を取得するときと同じ検定を受けるということである。学科試験も行い、路上試験もするということだ。
何十年とひとりよがりの運転を続けていて、自分は上手だと勘違いしている人が多いのだろう。
規定に達しなければ何度でも落とせばいい。そこは運転者を含めて人命にかかわることだから情状酌量の余地はない。

出来ればパイロットが受けているようなシミュレーションの装置で、あらゆるケースを想定して検査する。バスの前後から人が飛び出してくるとか、信号なしの横断歩道に人が立っているとか、線路の遮断機が下りかけているとか、信号が黄色に変わるとか、あらゆるケースを想定して危険運転を見つけようというものである。
でも、この制度も完全自動運転車が登場するまでだね。

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