この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

ロシア崩壊、歴史は繰り返す

2022-03-17 09:08:00 | 意見がありますけど
連日続いているロシア軍によるウクライナへの攻撃には心が痛い。
首都キエフへの進攻が今、足踏みをしているようであるが、シリアなどからの傭兵の移動でとまっているのではないだろうか。
当初の作戦は失敗に終わっているにもかかわらず、プーチンは止まらないようだ。
そんな中、現代ビジネスで萱野 稔人政治哲学者・津田塾大学教授の「プーチンのウクライナ進攻は、大国・ロシアの衰退ゆえの〝焦りと足搔き〟なのかもしれない」という記事を見た。

記事によると1979年にソ連がアフガニスタンに軍事侵攻している。その理由は当時のアフガニスタン政権トップにいたハフィーズッラー・アミンが独裁統治して親ソ連の共産主義者たちを排除しようとしていることにあったらしい。
進攻そのものは数日で完了し、早々に傀儡政権を立てたらしい。ところが、想像を超える反政府のゲリラ活動が止まず、ソ連軍とゲリラとの紛争は泥沼化し、長期化していった。
結局10年も経った1989年にソ連はアフガニスタンから撤退した。失った兵士は1万4000人余。長引く紛争で戦費がかさみ、西側諸国からの経済制裁も相まって経済破綻した。その2年後ソ連崩壊となった。

文中で、「フランスの歴史人口学者エマニュエル・トッドが1976年にだした著書『最後の転落』のなかで、ソ連はそれほど遠くない将来に崩壊するだろうと予想した。ソ連が実際に崩壊する15年も前のことである」と紹介している。
さらに、「ロシアの一人当たり名目GDPは2013年をピークに大きく減少している。2020年はドル換算で2013年と比べて30%以上減少」していることや、「ロシアはソ連崩壊以降、長期的な人口の自然減に悩まされている」ことに触れ、今回のロシアのウクライナ侵略が同じ轍を踏むと分析している。

歴史は繰り返すだ。プーチンはメンツのためにキエフを陥落させるまでこの戦争を止めないだろう。しかし、キエフを陥落させたとしても戦いは終わらない。アフガニスタン以上の徹底抗戦は間違いない。逃げるにも逃げられなくなっているのだ。
プーチンはウクライナ侵略にも勝てず、ロシアとともに滅亡するのだ。
ロシア国民はプーチンと一蓮托生とならないためには自らの手で狂った独裁者を引きずり下ろすしかないのだよ。

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