この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

日本は凄い!

2020-07-08 13:08:01 | SDGsかな?
またまた数十年ぶりの豪雨と言われている。去年も台風の影響ではあったが、千葉や茨城が豪雨に見舞われたんじゃないか?
もうすでに毎年である。
日本列島に災害のない年はない。地震や津波、噴火や火砕流等の火山活動、台風や集中豪雨の風雨災害、自然災害に暇がない。

いったいどうしてこのような災害になるのだろう?
今回の熊本などの九州や四国、岐阜長野県に及んだ線状降水帯は日本の南の海水温度が高くなっていて、そこから暖かい湿った空気が吹き込んでくる。一方北からは冷たい空気が下りてきて、それが梅雨前線上でぶつかって激しい雨になるというメカニズムらしい。また、日本の南にでんと高気圧が張っていて梅雨前線が動けないのが長時間の降雨となったようだ。

手にすくえばほろほろと漏れこぼれるほどの水が、頑強な鉄橋を崩し、橋梁を崩壊させる。大石を転がし、巨木を押し流し、何もかもなぎ倒していく。
浸水した家屋や旅館は泥まみれで見る影もない。復旧にすぐ向かう気力もなく出るのはため息ばかり、わかるよね。もし自分の家や部屋が天井辺りまで水没し、テレビやCD、ベッドや冷蔵庫すべてが泥まみれで部屋の隅でひっくり返っていたらどう思うだろうか?
もちろん洋服も食料もパー。掃除するにもどこから手を付けていいかわからない。
泣きたくなるよね。

日本は自然災害の宝箱や!
地震に津波、火山噴火に火砕流、台風に集中豪雨。これでもかこれでもかと毎年やってきてわれわれを叩きのめす。その手はちっとも緩まない。
それでも日本人が挫けないのは凄い。
それは災害が一過性であるということではないか?
地震も豪雨もひと晩やそこらである。長く続くことはない。頭を下げてじっとやり過ごせばいつか通り過ぎる。


災害に遭って粛々と支援物資を求めて並ぶ姿は日本の良識としてよく報道されている。暴徒と化して食料品店を襲ったりしない。
2000年以上の歴史が今の日本人のDNAをつくり上げているのかもしれない。
「死ぬときには死ぬがよかろう」と言ったのは良寛だったか忘れたが、同じ感性で、災害に遭うときは災害に遭うがよかろうという真理ではないだろうか?

被害に遭った方々へ何の慰めにもならないが、日本人の災害に対する気持ちは突き抜けている。
いつまでもめそめそしない。ちょっと落ち込んだが翌朝には立ち上がって総出で後片付けにかかる。そしてまた田植えの準備に入る。泣いている暇などないのだ。
日本は凄い!

このような災害と新型コロナウイルスはちょっと違う。
災害ではボランティアが応援できるが、コロナは人を拒む。災害を受けた地域以外は正常な経済活動を営めるが、新型コロナでは全世界的に封鎖。
そしていつ終わるか分からない上に、人に不信感を植え付けてしまう最悪の病気だ。21世紀の悪夢である。

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