リーディング争いは、内田の足踏みに対して、武豊はノロマな亀のように歩んで9勝差に迫っている。内田のプレッシャーも相当なものだと思うが、武豊の体調もあまり良くないのではと思ったりする。まるで石川遼と池田勇太の賞金王争いのようである。石川遼が内田で、初の栄冠にプレッシャーを受けている。一方、右手の故障を押して頑張っている池田が体調不全の武豊(わたしだけがそう思っているのかもしれないが)と見える。
ジャパンカップのウォッカから武豊が降ろされたのは、別のドラマだと考えたわたしはウォッカを軽視したが、それは間違いだった。スミヨンは立派に乗った。結局、武豊に陣営から外させる原因があったということである。それが体調ではなく衰えかも知れないとすれば、あまりにも寂しい。誰しもいつまでもトッププレーヤーでい続けることはできないと分かっているが、スーパークリークで颯爽と登場した若武者が、相手を引き摺り下ろして乗り替わり、返す刀で勝ち鞍を上げていた彼が、逆に引き摺り下ろされ勝たれてしまうとは。
今年のリーディングは彼にとって正念場となるだろう。ここで内田に負けるとしたら、武豊の時代は終わり、内田時代とは行かず、一気に戦国時代と化すだろう。本来なら三浦皇成に期待したいところだが、残念ながら現時点の彼では武豊を凌駕できない。
そういえば、ジャパンカップのレッドディザイアには驚かされた。着順を眺めてみれば何もおかしくはないが、3歳牝馬が古馬GⅠにいきなりここまで来られるとは想像していなかった。例年の3歳牝馬レベルなら5着以内にも入れなかったと思う。さすがに今年の3歳馬は牡牝ともレベルが高いようだ。以前にチラッと浮かんだ「有馬記念のブエナビスタ」が、かなり確信に近くなってきた。「え~?」と思われる方もいるだろうが、行けるんじゃないかと思ってきた。ほとんどJC組が相手だから充分勝負になるはずだ。てっきりJCで引退すると思っていたウォッカはまだ引退を表明していないが、もし有馬記念に出走してくるようならブエナビスタとの対決が楽しみになってくる。
なんと言ってもジャパンカップダートの思い出はクロフネである。
皐月賞は出走できず、NHKマイルを快勝してダービーに向かうがちょっと不得手な重馬場もあってジャングルポケットの5着と敗れた。神戸新聞杯(3着)の後、また天皇賞を除外されてダートの武蔵野Sに出走してきた。評論家陣は一様に驚いていたが、デュピティミニスター産駒はダートの鬼で、その仔のフレンチデュピティを父にもつクロフネがダートを走らないわけはない。しかも芝2000mでレコードも出している。全く問題ないと見ていた。スターリングローズとサウスヴィグラスが気になったが、A級の自信度であった。単勝オッズが230円だったからみんなもよく知っていたと思うが、3コーナー手前から仕掛けて、4コーナーでは先頭に立ち、直線では突き放す一方の9馬身。千メートルのラップが57.7秒芝並みというより芝以上のハイラップでサウスヴィグラス以下先行集団は潰れ、喧嘩せずに末脚を温存したイーグルカフェが2着を確保していた。鬱積していたストレスが一散したかのような快感を味わった。もちろん的中馬券を持っていたからではあろうが、このように強い馬が強く勝つのが競馬の醍醐味だと思った。
続くジャパンカップダートも震えた。世界の強豪を相手に今度は7馬身の圧勝である。向こう正面から3コーナーにかけて馬なりでクロフネ(武豊)があがっていくのを、リドパレス(ベイリー)がしごいても、しごいてもついていけないシーンは圧巻だった。外国に一度も行ったことのないわたしがドバイ行きを真剣に考えたぐらいである。故障してそのまま引退してしまったのは本当に残念だった。
今年のジャパンカップはどの馬が快感をもたらしてくれるだろうか。
ジャパンカップのウォッカから武豊が降ろされたのは、別のドラマだと考えたわたしはウォッカを軽視したが、それは間違いだった。スミヨンは立派に乗った。結局、武豊に陣営から外させる原因があったということである。それが体調ではなく衰えかも知れないとすれば、あまりにも寂しい。誰しもいつまでもトッププレーヤーでい続けることはできないと分かっているが、スーパークリークで颯爽と登場した若武者が、相手を引き摺り下ろして乗り替わり、返す刀で勝ち鞍を上げていた彼が、逆に引き摺り下ろされ勝たれてしまうとは。
今年のリーディングは彼にとって正念場となるだろう。ここで内田に負けるとしたら、武豊の時代は終わり、内田時代とは行かず、一気に戦国時代と化すだろう。本来なら三浦皇成に期待したいところだが、残念ながら現時点の彼では武豊を凌駕できない。
そういえば、ジャパンカップのレッドディザイアには驚かされた。着順を眺めてみれば何もおかしくはないが、3歳牝馬が古馬GⅠにいきなりここまで来られるとは想像していなかった。例年の3歳牝馬レベルなら5着以内にも入れなかったと思う。さすがに今年の3歳馬は牡牝ともレベルが高いようだ。以前にチラッと浮かんだ「有馬記念のブエナビスタ」が、かなり確信に近くなってきた。「え~?」と思われる方もいるだろうが、行けるんじゃないかと思ってきた。ほとんどJC組が相手だから充分勝負になるはずだ。てっきりJCで引退すると思っていたウォッカはまだ引退を表明していないが、もし有馬記念に出走してくるようならブエナビスタとの対決が楽しみになってくる。
なんと言ってもジャパンカップダートの思い出はクロフネである。
皐月賞は出走できず、NHKマイルを快勝してダービーに向かうがちょっと不得手な重馬場もあってジャングルポケットの5着と敗れた。神戸新聞杯(3着)の後、また天皇賞を除外されてダートの武蔵野Sに出走してきた。評論家陣は一様に驚いていたが、デュピティミニスター産駒はダートの鬼で、その仔のフレンチデュピティを父にもつクロフネがダートを走らないわけはない。しかも芝2000mでレコードも出している。全く問題ないと見ていた。スターリングローズとサウスヴィグラスが気になったが、A級の自信度であった。単勝オッズが230円だったからみんなもよく知っていたと思うが、3コーナー手前から仕掛けて、4コーナーでは先頭に立ち、直線では突き放す一方の9馬身。千メートルのラップが57.7秒芝並みというより芝以上のハイラップでサウスヴィグラス以下先行集団は潰れ、喧嘩せずに末脚を温存したイーグルカフェが2着を確保していた。鬱積していたストレスが一散したかのような快感を味わった。もちろん的中馬券を持っていたからではあろうが、このように強い馬が強く勝つのが競馬の醍醐味だと思った。
続くジャパンカップダートも震えた。世界の強豪を相手に今度は7馬身の圧勝である。向こう正面から3コーナーにかけて馬なりでクロフネ(武豊)があがっていくのを、リドパレス(ベイリー)がしごいても、しごいてもついていけないシーンは圧巻だった。外国に一度も行ったことのないわたしがドバイ行きを真剣に考えたぐらいである。故障してそのまま引退してしまったのは本当に残念だった。
今年のジャパンカップはどの馬が快感をもたらしてくれるだろうか。
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