アガパンサス 2013年07月04日 | ブログ 「この花は、アガパンサスと言うんだよ」と、3歳の孫娘を背中におんぶして、梅雨の雨間に庭に咲いたその花の前に来ると、父が話しかけていた。 出産で実家に帰っていた時に、娘の遊び相手はいつも父だった。 葉っぱの中から茎がスーッと伸びて花火状に小さなユリ状の花を付ける。 雨に濡れても太陽に照らされている時も、凛として気品を漂わせている。 私もこの花が好きになった。 父が他界して早十数年経ち、孫娘はアラーフォーになった。 遠い日のこと、父が偲ばれる。