今回で2回目になる「東山魁夷」の展覧会。1回目はもう20年ほど前になるのか福岡のデパートに見に行ったのを覚えている。国立博物館の展覧会で数多く感銘を受けた中のひとつに、海の中に浮かぶ小島と打ち寄せる波を描いた唐招提寺の襖絵の「濤声」があった。打ち寄せる波 岩の上の一本の小さいながらも力強さを感じる松の木。色と構成が素晴らしい。こんな素晴らしい絵が観れるなんて 日本人に生まれて良かった!感動を胸に出口まで行きかけたけれど、次回いつ観れるかどうか?そう思うともう一度その絵の前に引き返していた。
もう一つ観たかったのは、円山公園の枝垂桜を描いた「花明り」と言う作品だけれど、この作品には出会うことが出来なかった。月の光に照らし出された枝垂桜が何とも言えないくらい美しい。観れなくて残念!
あまりうまく表現できないけれど、東山魁夷の作品は群青と緑青の色合いがとてもきれいで、何か引き込まれそうになり胸が熱くなるのを覚えた。
お昼は、行きつけの料理店でランチの「天むすコース」を食べ、コーヒを飲みおしゃべりをたっぷりして大宰府を大いに満喫した。車で連れて行ってくれた友人に感謝。