年明けて間もない時に、郷里の従姉から突然電話があった。彼女は姉妹がいなかったので、小さい時から私を妹のようにいつも優しく可愛がってくれた。10年ほど前母が亡くなった時に形見として母の着物を彼女に貰ってもらったことがある。電話の内容は、その着物の一枚で「絞りの羽織があったのでそれをほどいて染み抜きしたから〇〇ちゃんに使って貰おうかと思って・・・」え~っ?てびっくりした。だって、母の形見としてあげたものだから私がまたもらう訳にはいかない。そう言ったけれど・・・。その反物は翌日すぐに送って来た。本当にきれいに仕上げて反物にしてあった。そう言えば、母が着ていたのを思い出し懐かしくなった。その理由はよくわからなかったけれど、こんなにまでしてくれて!と、彼女の気持ちがとても嬉しかった。
さて、それでは何をつくろうかな。せっかくここまでしてくれたのだから、大切にして何か作ってみたい!洋服はへたすると野暮ったくなるし、自分でつくることはできない。あまり切り崩さないようとなるとテーブルクロスかな。考えると今ワクワク中。