自分は、今から35年前(1971年)に来日した、当時の最強軍団ボルチモア・オリオールズをテレビ観戦して以来の大リーグ・ファンで、それ以後、いろいろな名選手を見てきている。
現在最も好きな選手といえば、イチローなどの日本人選手を別にすれば、ボストン・レッドソックスのカート・シリング投手が一番手であろう。そのシリングが、5月27日のタンパベイ・デビルレイズ戦で、大リーグ通算200勝を達成した。
彼は、昔ながらの大投手の雰囲気があり、大試合に強いところが魅力といえよう。ワールドシリーズで、異なる3チーム(1992年フィリーズ、2001年ダイヤモンドバックス、2004年レッドソックス)で勝利投手になった、大リーグ史上唯一の投手でもある。
大リーグでのキャリアは今年で19年目になるが、球威面から見れば、1997年から2002年までの7年間が、全盛期だったと思う。その7年間に、年間300奪三振を越えたシーズンが3度もある。今年の5月27日時点での通算奪三振数は、史上15位の2897個。今シーズン中にも、通算3000奪三振に手が届きそうだ。
最近のシリングは、球威が落ちてきた分を、経験と制球力でカバーしているが、少しコースが甘くなると一発を浴びたりすることも多く、試合によって出来不出来が多くなってきている。ただ、レッドソックスの強力打線の援護で、多少不本意な投球でも、勝利投手になってしまうこともあるので、このあたりは、逆に打線の援護のないフィリーズで長年頑張ってきたことへの、神様からのご褒美であろうか。
今年の11月には40歳を迎える。あと、何年、現役を続けられるか・・・というのが、今後の関心事でもある。レッドソックスとの契約は、あと1年。このまま契約を延長するのか、他球団(ヤンキース?)への移籍があるのか、気になるところだ。
★参考記事★
MLB.COM (英語版)の記事
MLB.COM (日本語版)の記事
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