375's ROAD TO BOSTON/ゴールは虹の彼方に

米国在住ランナーの究極目標「ボストンマラソン」とアメリカ50州制覇を目指す人生の旅日記。

ALCS第6戦 レッドソックス VS インディアンス

2007年10月21日 | スポーツ関連の話題
ALCS(アメリカン・リーグ・チャンピオンシップ)の第6戦、ボストン・レッドソックス対クリーブランド・インディアンスの試合をテレビ観戦。いつもはチャンネル権をN姫に譲っているので、なかなか野球を観る機会はないのだが、今夜はどうしても見ておきたかった。

お目当ては…、Curt Schilling投手のピッチング。

もちろん最近のSchillingは、全盛期のように、三振の山を築く快刀乱麻の投球は期待できないし、ほとんどのイニングでヒットを打たれ、手痛い一発を浴びることも多い。

それでも、やはり見る価値がある、というのは、投球術が優れているからである。ピンチを背負った時、どのように切り抜けるか。豊富なデータに基づいて、打者と駆け引きをし、カーブ、チェンジアップ、スプリッターなどの球種を巧みに織り交ぜながら、冷静に打ち取っていく。その過程に、野球の醍醐味を感じるのである。

投手で最も大切なのは、コントロールである。いくら球速や球威があっても、コントロールが悪ければ、見ちゃいられない、ということになる。ヒットを打たれるのは、仕方がない。しかし、四球で崩れるのは、野手の士気も落ちるし、最悪だ。

今日の試合は、1回裏にレッドソックスの6番打者J.D.Drewの満塁ホームランが飛び出し、早々と優位に立った。その直後、2回表にインディアンスの4番打者Victor Martinezにソロ・ホーマーを打たれ、3点差に縮まる。この時点では、まだセーフティー・リードとは言えなかったが、3回裏に、コントロールに苦しむインディアンスの先発投手Fausto Carmonaから、またもJ.D.Drewがタイムリーを放ち、Carmonaをノックアウト。さらに2番手投手Rafael Parezから、Jacoby Ellsburyのタイムリー・ヒット、Julio Lugoのタイムリー・ツーベースなどで、この回一気に6点を奪い、試合の大勢を決めてしまった。

こうなると、もうSchillingは余裕である。ランナーを出しながらも要所を押さえるピッチングで、7回を被安打6、失点2、三振5、四死球ゼロの好投で、勝利投手となった。

これで、ポストシーズンは18回先発して、10勝2敗。防御率は2点台前半をキープし、大試合に強い伝説を、維持することになった。

明日はDice-Kの先発なので、どういう結果になるかわからないが、ワールドシリーズに進出することができたら、再び芸術的な投球を楽しみたいと思う。


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