375's ROAD TO BOSTON/ゴールは虹の彼方に

米国在住ランナーの究極目標「ボストンマラソン」とアメリカ50州制覇を目指す人生の旅日記。

Qちゃん VS 土佐礼子: 決戦の時迫る。

2006年11月18日 | スポーツ関連の話題
東京国際女子マラソンの号砲が、いよいよ明日、日本時間の19日に迫った。
スタートは12時10分。アメリカ東部時間では、18日夜10時10分になる。

こちらでは、あいにく、テレビ中継はないので、Qちゃんの走る姿を想像して、祈るしかない。そして、スタートから2時間30分後、ドキドキしながら、ウェブサイトで速報されるであろうレース結果を、確認するしかないのである。

Qちゃんの仕上がり具合は、どうだろうか。サンスポの記事によると、「今の調子を一番知りたいのは自分自身。まったく未知の世界で、どれくらい走れるのかワクワクドキドキしています」と答えている。今回のボルダー合宿を「昨年よりも波瀾万丈だった」と表現し、「まったく走れない日も山ほどあった。普通の人ならやめてます」とも打ち明けたQちゃん。これらの言葉を聞くと、いろいろなアクシデントに見舞われたことが想像され、本番でケガなどの後遺症が出なければいいが・・・と心配になってくる。

だが、振り返ってみれば、これまでにも、想像を絶する苦難の道のりを、乗り越えてきている。きっと、スポーツ根性ドラマさながらの人生を歩むべく、運命付けられているのだろう。「波瀾万丈」なのは、Qちゃんにとっては、むしろ日常なのかもしれない。

今回も、富士山よりも高い、標高4300メートルでの超高地トレーニングを敢行してきたという。この高さだと、空気の密度は平地の半分以下になるので、普通の人なら、間違いなく高山病になってしまうところだ。このような、命懸けのトレーニングを成し遂げてしまうこと自体、他の大多数の選手とは「モノが違う」というほかはない。

世間では、土佐選手との対決ムードを煽っているようだが、Qちゃん自身は、他の選手との勝負には、それほどこだわりはないかもしれない。走る動機が、勝負のためではなく、「周囲の人たちへの感謝」が原動力となっていることも、たびたび強調している。そこには、いかなる気負いも、入り込む余地はないのである。

ともかく、心身ともに成長したQちゃんが、どのようなレースを展開するか、海の向こうで祈りながら、良い知らせを待ちたいと思う。


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