***吉井和哉的日常生活***

アリ地獄に嵌って14年半 吉井和哉のない生活は、たぶん考えられない

アメリカン・ギャングスター(ネタバレ少々)

2008-02-06 16:52:44 | 映画


小雪舞い散る中、観てまいりました。

レディスデーなので(笑)



面白かったです。


2時間40分、飽きないです。

淡々と物語は進んでいくのですが、どのシーンもきっちりとした
隙のないつくりで、極上のドラマを観ているようでした。



終盤はもうゾクゾクしっぱなしです。


ラッセル・クロウ演じる刑事リッチーの

“フランク、列に並べ。俺を殺したい奴は大勢いる”

って、このセリフ、めっちゃカッコ良すぎです。

「くぅ~~たまんねぇ」ってくらいカッコいいです(笑)


見始めた時は、「あらぁラッセル・クロウ、太ったわね~」だったのですが
終盤はそんなことは全然気になりませんから(笑)



デンゼル・ワシントン演じる麻薬王フランクは、知的で紳士的ですこぶる残忍なのですが、
それがデンゼルゆえか、残忍さを描いてもどうしても、残忍になりきれてはいなくて、
麻薬王なのについ感情移入してしまう自分は「いかんな」と(笑)

一方、滑稽なまでに正義を貫くリッチーにも当然感情移入。


捕まえて欲しいし、捕まって欲しくないし(笑)


でも、デンゼル・ワシントン、捕まってからのフランクの表情は彼ならではですね(笑)



欲を言えば、あの悪徳刑事トルーポにはあんな潔い方法で終わらせず生き恥を晒して
もらいたかったな、と。





そして、エンド・ロール後の1シーン。

それが終わった瞬間に場内の照明がパパッとついたタイミングの見事さ。

あれも演出?じゃないですよね(笑)




ホント、見応えありました。


レディスデーで1,000円という料金が申し訳ないくらいの映画でした。