今日は、紅葉狩りと温泉とオリオン座流星群観察という
欲張りなスケジュールでお出掛けです。
まずは上高地&乗鞍へ。
午前3時出発です。
20代の頃は乗鞍に馴染みのペンションがあったので
ほぼ毎年訪れていましたが、ペンションが廃業してからは足が遠のき、
今回はもう16年振りになります。
沢渡(さわんど)大橋付近のお山。紅葉真っ盛りです。
上高地は通年マイカー規制をしているため
沢渡駐車場に車を置き、バスに乗り換えます。
運転手さんは女性。カッコイイです。
バスの車窓から。色とりどりとはまさにこのこと。
この区間を走る松本電鉄のバスは、昔は超オンボロで
釜トンネルでは黒い煙をモウモウと吐き出しながら登っていましたが、
今はピカピカのハイブリット仕様で排気もクリーン。
素晴らしいです。
大正池です。
焼岳からの土砂流で年々池は小さくなり、シンボル的な
立ち枯れの木も少なくなっているようです。
元々、土砂で梓川が堰き止められて出来た池だから、それもまた
自然の姿なんでしょうけど・・。
朝もやに浮かぶ立ち枯れの木。幻想的です。
あとどれくらいこの光景が見られるんでしょうか。
田代池への木道。
8時を過ぎていましたが、陽が当たっていないので周りは霜で真っ白。
めっちゃ寒かったです。
こちらが田代池。
カメラマンがズラーっ(笑)陽の当たるのを待っているようです。
隙間から撮らせてもらいました(笑)
梓川と雪をいただいた奥穂高。
美しいーーーーっ
ヘリコプターが何度も往復してました。山小屋への輸送でしょうか。
オモチャみたいで可愛かったです。
上高地はカラマツの紅葉が最高潮。
中でもこの梓川沿いの景色は最高でした。
おなじみ、河童橋からの眺め。
やっぱり素晴らしい。
後ろを振り返れば焼岳。
こちらもなかなかです。
上高地のバスターミナルです。
施設の建物もすっかり新しくなって、それが皆上高地に相応しい建築で、
もしかしたら日本で一番美しいバスターミナルじゃないかって思いました。
バスで沢渡へ戻り、オンボロ愛車に乗り換え乗鞍高原へ移動。
こちらも全山紅葉。
高原なので白樺が多く、紅葉の赤とのコントラストがとても綺麗でした。
なんて贅沢なお庭。
休暇村近くの牛留めの池です。
青空だったら冠雪の乗鞍岳がもっと映えたんですけど。
それでも、風の無い池は鏡のように美しかったです。
こちらは善五郎の滝。
そこから数十m離れたところにも滝壺が。
説明書きによると、長い年月の間に滝で岩肌が削られて滝が後退し、
離れた滝壺は遠い昔の滝の場所だった、と。
へぇーーー。
そこから上に行くと、滝と乗鞍岳がひとつに見渡せる場所がありました。
ちなみに私がずっと乗鞍岳と思っていたのは剣が峰という山で、
乗鞍岳というのは剣が峰を主峰とした数峰の総称だそうです。
知らなかった~。
お昼はいがやスキー場近くにある、“そば処いがや”で。
人気のお蕎麦屋さんですが3時頃だったので貸し切り状態でした。
写真は痩せる気が本当にあるのか、という大盛り(笑)
昔、ペンションのオーナーに、蕎麦だったらここでと教えられ、
それ以来、乗鞍でのお昼はここと決めていました。
お蕎麦はたぶん十割蕎麦。
素朴な味わいで噛みごたえあり。美味しいです。
葱みその乗った蕎麦おやきはサービス。
熱々で美味しかったですm(_ _)m
お店で飼っていると思われる猫の親子。
子猫の尻尾がキュートです(笑)
夕方にのんびりと諏訪湖へ移動して、
湖畔の温泉、片倉館へ。
昭和3年に建てられた、モダンな洋館の温泉です。
入浴料500円也。
内部も重厚感のあるつくり。でも庶民的で気取りは全くないです。
片倉館は近くに来たらぜひ訪れてもらいたい素敵な温泉です。
詳細はこちらで。
朝2時起きだったのでさすがに眠く、駐車場で2時間ほど睡眠を
とらせてもらいました。
そしてオリオン座流星群を見に八ヶ岳へ移動。
清里近くの全く灯りのない小高い丘に車を停めて
満天の星を見上げ、流星群を待つことしばし。
11時過ぎくらいから、オリオン座を中心としてあちらこちらの方向へ
流れ星が、、
ビックリするほど強い光を放つ流れ星もあれば、
今のは錯覚かというような微かな光の星もあり、、、
3時間弱の間に20数個の流れ星を見ることが出来ました。
丘の上は滅茶苦茶寒かったですが、
生まれてから、こんなにたくさんの流れ星を見たのは初めてで、
「あともうひとつ」「もうひとつだけ」と、その丘を
去りがたかったです。
家に着いたのは翌22日の午前4時半。
26時間の長くて幸せな1日でありました。
※大きな写真はこちらです