ほとんど真っ黒の体になぜか、嘴から額にかけて白いデザイン、結構今風の配色の水鳥です。
これで、ツル目と言ってもピンと来ませんが、クイナ科の水鳥で淡水に住んでいます。
鹿児島では指宿の池田湖に行けば、ほぼ確実に出会えます。
今度、行かれた時にチェックしてみてください。
大うなぎを見に行けば近くに群れていると思います。
エナガは我が皇徳寺の公園にもやってくるスズメ目エナガ科のスズメよりちっちゃな鳥です。
なんせすばしっこくて、集団で一本の木にやってきて、あっと思ってカメラを構えた時には、次の木に移動って感じで、なかなか写真には撮れません。
それでも気をつけてチェックしていたら、落葉して裸になった木にやってきた時はその姿を見るチャンスなので、「チーチーチー」ってちょっと甲高い鳴き声が聴こえてきたら木の上を見てみてください。
この写真は東市来町の美山で撮影しました。営巣中のようで、巣材を口に咥えて何度も行ったり来たり・・・ほとんどピンボケでしたが、この一枚はどうにか、姿形が分かったってところです。
【鹿児島の野鳥009】ウグイス
ウグイスって歌に詠まれたりしているイメージでいうと、結構華麗な雰囲気がある(って思っているのは私だけ?)んですが、案外地味で藪の中で「ちっ・・♪ちっ・・♪」なんて時期が長いんです。
いわゆる「ホーホケキョ」も声はすれども姿は見えず~><
なんて事多いですよね。
...
我が家のある団地はニュータウンって名前が付いているだけあって、山を切り開いて造られています。という事で公園にも野鳥が豊富です。
先日の公園散歩の写真でも書きましたが、10月下旬から冬鳥の声や姿を見かけるようになりました。留鳥のムクドリやキジバトを除くと、
①アカハラ ②シロハラ ③ヤマガラ ④コガラ ⑤シジュウカラ
⑥ジョウビタキのオスとメス そして騒がしい⑦ヒヨドリに、既に会っています。
それでも、ウウイスやメジロにはまだ会えません。(声も聴けません)まだ山に餌が豊富なんでしょうね。
この写真は1月我が家の庭の餌台にやってきたウグイス軍団です。
一羽では頻繁にやって来ますが、さすがに3羽でやってきたのには、驚きでした。例の「ホーホケキョ」が始まる季節になると、ライバルだから単独行動になるんですが・・・同じ親から産まれたんですかね?仲良くミカンを食べていました。
餌台を観察していると面白いんですが、ウグイスより体の小さなメジロの方が気が強いらしく、ウグイスはメジロがやってくると藪(といっても小さな庭、少し木がこんもりはえている場所)に逃げ込んでしまいます。メジロはゆうゆうと餌を食べています。
メジロはたまには、大きなヒヨドリにまで向かっていきます。
でもさすがにヒヨドリはウグイスと違って強くて、最後は「キー キー」鳴きながら餌にむしゃぶりついています。
そしたら私の出番、庭に出てヒヨドリを追い払うんですが、姿が見えなくなるとすぐ戻ってきて・・・
ミカンも高いんだから><って愚痴を言いたくなりますよね。
って別の鳥の話題になってしまいましたが、我が家の庭でもウグイスはおしとやかでした。
という事で今日の撮影場所は我が家の庭です。
【鹿児島の野鳥008】 イソヒヨドリ♀
今日の野鳥はイソヒヨドリのメスの方です。
オスと違って、女性を求めて高いところで囀ったりする必要がない?ので、あまり目立ちません。
オスを紹介するのに屋根のちょっぺんの尖った場所を見たら?といい、今日の写真が地面にいるメスというのは、偶然ではありますが、特徴的でもあります。
もちろんオスも捕食の為に地面に降りてきますし、メスも枝や屋根にとまったりします。
ツグミ科だけあって、雰囲気はつぐみに似ていますよね。
スズメ目・ツグミ科に属する、写真の通り美しい鳥です。
イソヒヨドリは磯のヒヨドリっていうネーミングなんでしょうか?
そんなにヒヨドリに似ているとは思えないし、ヒヨドリより随分綺麗な鳥です。
磯の方は確かに合ってて、海に近い場所で良く出会います。
我が家のある鹿児島市の皇徳寺も海から近いので良く見かけます。
なんせ、高い場所が好きです。しかもこの写真のように尖った場所、屋根のちょっぺんとかに良く留まってます。また、鳴き声が美声なんです。言葉で現したいけど、ちょっと無理です。
とりあえ聴き慣れない綺麗な鳴き声が聴こえたら、ひょっとしてイソヒヨドリ?って探してみてください。
木の上とかじゃなく、屋根の天辺とか、電柱のあたまとか、そんなところを探してみたら見つかるかも。
私の住んでいる皇徳寺でも良く出会えます。
ただ、この写真は特徴的に尖った屋根のてっぺんに留まっていたのでご紹介します。
奄美大島で撮りました。(なんども言いますが、案外身近にいます)
【鹿児島の野鳥006】イソシギ
今日の野鳥はイソシギです。エリザベス・テーラーとリチャード・バートンが結婚後、最初に共演した映画の題名になりましたが、映画の中でもヒロイン(エリザベス・テーラー)が海岸で保護した幼鳥がこのイソシギでした。
...そんな昔の映画は知らんっていう方でも、比較的容易に出会える鳥です。チドリ目シギ科に分類され、北日本では留鳥です。
大体、水辺にいる鳥(サギなんかも含め)は、シジュウカラやヒタキ類など、林の中にいる鳥と違って比較的出合うのが楽です。
なんせ隠れるところが少ない。野鳥観察のスタートにはいいかもしれないですね。私も万之瀬川とは良く出かけます。
この写真は指宿の池田湖で撮りました。
【鹿児島の野鳥005】イカル
今日の野鳥は黄色いくちばしが鮮やかなイカルです。
すずめ目アトリ科という事ですが、スズメより大きいです。
特徴的な嘴は非常に強く噛み割る力がすごいみたいですが、この日も地面に降りて何かの実を一生懸命食べてました。
ちょっと大きな群れでしたが、カメラを向けたら嫌がって飛んでいってしまいました。
福山町の宮浦宮で撮りました。
野鳥観察をするには、日本野鳥の会みたいな皆さんが詳しくて教えていただけるような組織に参加すると知識がどんどん増すんでしょうが、私みたいにただ鳥が好きでテリトリーも定めず、あちこち行って運良く出会った鳥を撮影するってタイプだと、名前が分からないって事も結構あります。
せめて、スズメか鳩かカラスかサギくらいか?これを覚えてチェックすれば多少は判断材料になりますかね?
野鳥は留鳥と漂鳥、渡り鳥(たまに迷鳥)の分類もあって、スズメみたいにいつもいる鳥、メジロのように秋から冬にかけて身近にやってくる鳥(普段は山や北の方にいる)、出水の鶴のように、季節によって国外からはるばるやってくる鳥なんて分け方もあるので、ふだん見れるかどうかで分類する方法もありますよね。
アトリは、この写真を撮った時初めて出会いました。
スズメ目なので、サイズは小、ユーラシア大陸北部の亜寒帯で繁殖して、日本には冬やってくる渡鳥です。この時は一本の裸木に数十羽留まってました。2月に撮影したので私も寒かったですが、鳥も寒そうに見えました。はるばるアジア大陸の北の方から来たんですね。
撮影場所は、アカハラと同じく南さつま市の万之瀬川河口付近の公園です。
【鹿児島の野鳥003】 アカハラ
今日の野鳥はアカハラ、赤っぽいお腹をしているので、アカハラ。という事でシロハラという鳥もいます。
この鳥は日本では、本州中部以北で繁殖します。鹿児島には冬になるとやってきます。やはり冬でも餌があるって知っているんですね。公園などでもよく見られますから、散歩の時注意しながら歩いていると、植え込みの隅からピョンピョンと跳ねながら現れます。皇徳寺の公園でも、先日見かけました。もう冬鳥が来る季節なんですね。
今日の写真は南さつま市の万之瀬川河口付近の公園で撮りました。
今日の野鳥はアオサギです。コウノトリ目 サギ科に属していますので、サギの仲間ということで、大きいですがその中でも大きい方に属します。
写真は日置市の日吉町の田んぼで撮りましたが、別に近所の川でも結構見かけることができます。サイズも大きいので、鳥に興味のない方でも一度くらい見たことはあるでしょうね。
河川の近くや海岸近くに良くいて、水辺の樹の上に休んでいる姿を見ることが多いでしょう。野鳥観察のスタートには便利かも。
【鹿児島の野鳥001】 アオジ
11月に入って、落葉樹は紅葉を始め、葉っぱが落ちて少しずつ枝先が見えやすくなってきました。そうすると野鳥観察の季節。一昨日、公園を散歩しましたが、ジョウビタキやヤマガラにこの秋初めて会えました。
という事で、野鳥観察に興味のある方そんなにいらっしゃるとは思いませんが、鹿児島の野鳥をご紹介したいと思います。なるべくアイウエオ順、出会った場所や大きさなどご紹介しますので、野鳥に会った際のご参考まで。
...第一弾は「アオジ」です。スズメ目ホオジロ科ですから、大きさは分かると思いますが、大体スズメサイズ。
夏場北日本で過ごしていますが、冬に九州にやってきます。
この写真は2月、指宿の魚見岳で撮影しました。