昨日、ふと、洗濯物をベランダで干しながら、
子供の頃のことを思い出していました。
今まで、何度も書いたと思うので、知っている方はスルーしてくださいね。
子供の頃の話です。
私は、実父がお寺の跡を取ることになり、
急に少女時代に九州の山奥の田舎のお寺の娘になりました。
それまでは、本州の半都会の核家族で過ごしていたので、
方言や九州の田舎の独特の男尊女卑になかなかついていけず・・・。
引っ越して、小学校を転校し、言葉の壁についていけず、
泣いて保健室に連れていかれたり、
3日ほど学校をお休みしたり、色々ありました。
家では、お寺の娘として、ふさわしい振る舞いや礼儀作法。
お寺参りや行事の際にはお手伝いが当たり前。
服装もおかしくない服装でないとダメでした。
今のお寺は、仕出し屋さんがお斎(おとき、仏事のお食事、精進料理)を、
作るところも多いと聞いていますが、
田舎のお寺は、全て手作りなんですよ。
子供である私もお椀を数えたり、お膳を出したり、
祖母や母に混じってお手伝いをするのが当たり前。
場合によっては、食材を急遽買いに行かないといけないこともあり、
走って買い物に何度も行きました。
(アポなしのお寺参りもあり)
ただ、男尊女卑なので、男の子である弟は、私や妹がお手伝いをしているのに、
やることも無く、テレビを観ています。
そんな光景と疑問が、子供の頃の私の心の中に残っています。
「何で、女の子はお手伝いをするのに、
男の子は何もしなくて良いの?」
私は、祖母や母から「手伝って」と言われると断ることが出来ないタイプでした。
父からも、「お母さんが身体がシンドイみたいだから、
手伝ってあげて欲しい」と何度も言われるのも私だけ。
そのうち、妹は手伝いを嫌がって、逃げ回るようになり・・・。
弟は、跡継ぎと言うことで、特別扱い、祖母からは好きなものを買って貰える。
私は、「お姉ちゃんだから、我慢しなさい」じゃないけど、無理しちゃうんです。
数年前、そんな話を実母としていたら、
「りぼんも、手伝いが嫌なら嫌だと逃げたら良かったのに。
私の口からおばあちゃんには言えないし。」
忙しくて大変そうにしている母親を見ながら、嫌とは言えない私。
今、もしも、私が子供になっても、断れないかもしれないなあ・・・。
私は、父がお寺を継げば(引っ越せば)、良いことがたくさんあると、
聞かされて引っ越しました。
でも、正直、貧しいお寺で、いつも父母と祖父母との揉め事が多く、
板挟みに、私がなってしまい、
中学生の頃から、今思うと、幻視が起こったり。
アルコール依存症の祖父が酔って絡んでくるので、嫌だったり。
精神的に不安定な少女時代を送っていました。
もしも、お寺の娘にならなかったら、病気(双極性障害)にもなっていなかったかも?
と夫と話しています。
大きな環境の変化が与えた影響ってすごいなあと、自分でも思います。
昔、私を双極性障害だと診断した精神科医は、
「双極性患者さんの中には、子供の頃厳しい環境が
影響している方もいます」と
言われたことがありました。
そういう子供の頃のお手伝いのことを思い出して、家事がしんどくなる時が、
定期的に今でも、出てくるんです。
今回、「家事イヤイヤ病」と名付けました。
そういう時は、疲れている時、無理しないと決めました。
スーパーでお弁当を買おうと思ったら、良さそうなのが無かったので、
コンビニに行くとこんなお弁当があり、夫の分と2個、買って来ました。
ミニミニサイズのおにぎりが、3個入っています。
お子様ランチみたいなお弁当でした。
本当は、これプラス、大盛りパスタの予定でしたが、
パスタは多すぎたので、後で食べました。
急に寒くなってきましたね。
我が家も、コタツを出しました。
愛猫の納骨を済ませたら、何だか肩の荷が下りたような、
ほっとした自分がいます。
夫は、先日、私が泣いていたので、もっと時間がかかるのでは?と思ったらしいです。
早く気持ちを切り替えてくれて助かったと言っていました。
私も、あと数年で還暦。
実父が亡くなった年に近づいていますので、何があってもおかしくないです。
そんな時に愛猫の納骨が気がかりなら、困るなあと正直思いました。
皆さんも、お体ご自愛下さいね。
ぽちっと押してくれるとうれしいです。