地上を旅する教会

私たちのすることは大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません。
でもその一滴の水があつまって大海となるのです。

『夏の祈り』

2012-10-08 07:52:00 | Weblog
いちじくの木から教えを学びなさい。

枝が柔らかくなり、葉が伸びると、
夏の近づいたことが分かる。


マタイによる福音書 / 24章 32節
[新共同訳]




まだ、間に合います。
http://www.natsunoinori.com/






映像作家・坂口香津美のみ長期間撮影が
許された被爆高齢者の聖域

2年間にも及ぶ撮影、
今なお癒えぬ哀しみと
祈りを鮮烈に伝える映像叙事詩




恵の丘原爆ホーム(長崎)
時の総理大臣が長崎平和記念式典の後必ずおとずれる聖域でもある。
(http://www.natsunoinori.com/より)


【語り継ぐこと、祈ること…忘れてはならない あの日の記憶
1945年8月9日午前11時2分、
空から一発の原子爆弾が落ちてきた】


 映画評論家の佐藤忠男氏は、同映画について「これまで広島長崎の原爆投下は、日本が仕掛けた侵略戦争の結果だ、原爆を非難するならまず侵略戦争を反省しろというのがお決まりの反応であったが、同映画でキリスト教徒の被ばく者の祈りの面、内省的な面に相当な配慮がされているため、国際的には受け容れられやすい面を持っていると思う。原子爆弾とは何であるかということは、実はまだまだ知られていない。この映画が、やさしく温かく、しみじみと見る者の心に染み透る力によって広く世界に受け容れられることを期待している」と評価している。

 同映画を通じ、外部被ばく、内部被ばくの恐怖、核爆発により放出された放射線や放射性物質によって傷ついた遺伝子が生涯にわたってがんになる可能性があることが如実に伝えられている。福島原発事故を経て全国規模の脱原発デモが大々的に行われている中にあって、半世紀以上もの間、原子爆弾や放射能の恐怖、痛みと真正面から向かい合って生きている人々の姿を通して、改めて核問題について考察するかけがえのない機会を提供している作品でもある。

(クリスチャントゥデイ2012年8月1日)




感謝の手紙

2012-10-08 06:13:30 | 今日の御言葉
あなたは知らなかったか、
あなたは聞かなかったか。
主はとこしえの神、
地の果の創造者であって、
弱ることなく、また疲れることなく、
その知恵ははかりがたい。

弱った者には力を与え、
勢いのない者には強さを
増し加えられる。

(イザヤ書 40章28-29節 JA1955)



ナダルカニ氏解放に至るまでのツイッターアカウント数を公開している(画像:ACLJ)



■クリスチャントゥデイ2012年09月20日12時26分

【ナダルカニ氏、世界キリスト者の祈りへ感謝】


感謝の手紙全文を公開
2012年09月20日12時26分


 イランで死刑宣告を受け刑務所に3年間もの間不当に拘束されていた福音主義キリスト教牧師のユセフ・ナダルカニ氏(35)が8日、米国務省の働きかけなどによりついに解放されるに至った。19日、米クリスチャンポスト(CP)が報じた。ナダルカニ氏が解放に至るまで、世界中のキリスト者その他の人々がメディアでの報道を通して祈り支えてきたことに対し、同氏が感謝の手紙を発表した。

 手紙の中では、イラン刑務所で過ごした3年間に受けた試練についても記述されており、「実に私は試練の前に立たされました。これは御言葉によれば『朽ちていく金よりも尊い(Ⅰペテロ1・7)』ものである信仰を試す試練でした。しかし決して孤独に感じることはありませんでした。常にこれは孤独な戦いではなく、全人類の権利と正義の促進のために奮闘される自身の良心に従う方々のエネルギーと支援を受けているのを常に感じていました」と、書簡ですべてのナダルカニ氏解放のために支援を寄せて来た人々に感謝の意を表明した。

 さらにナダルカニ氏は神に対してもイラン政府に同氏を不当な拘束から解放するべきであるという正しい導きを与えたことをに感謝し、「シャリア法のある読み方をすれば、私は冒とく罪に課されるという事実にもかかわらず、神はイランの政府指導者たちに対し、シャリア法でも定められているその他の事実を与して正義を実現する知恵を授けてくださいました。イランの人権保護、法律専門家らが同国の法と正義を施行するための重要な努力をされてこられました。最後まで正しい法解釈を守り通されたこれらの専門家の方々にも感謝したいと思います」と述べた。

 最後にナダルカニ氏は、同氏の裁判の判例は、同国の人権に関して「欠くことのできない建設的な見方」を過去の同様な事例に対し提示したとし、「私は絶えることのない宇宙的な平和がなされることのために祈りたいと思います。天の父の御心が天になされるがごとく、地にもなされることを祈りたいと思います」と手紙の中で伝えた。

 ナダルカニ氏は2009年10月にイラン当局によって逮捕され、イスラム教徒を福音化しようとしたことで『冒とく罪』の罪に課された。死刑宣告に伴う3年間の刑務所内での拘留生活の後、今月8日についに解放されるに至った。

 これまでナダルカニ氏の解放を熱心に訴え運動を行ってきた法と正義の米センター(ACLJ)は、米CPに対し「ナダルカニ牧師の件はいかに世界がひとつになることで正義と自由を守ることができるかを示す一つの良い例となりました」と述べた。またあるキリスト教保守派の団体は、米CPに対し「表現の自由の権利含め信教の自由を守る人権のために闘うことがいかに重要であるかということを覚えていかなければなりません。イランでは他にも数多くの宗教少数派が未だに迫害されていることを忘れてはなりません」と述べた。

 一方ナダルカニ氏の弁護士であるモハマド・アリ氏はナダルカニ氏の裁判で弁護に立った件を含め過去の数々の人権問題に関する自身の関わり方に関して、イランで9年間の実刑判決を受ける危機に直面しているという。

ナダルカニ氏の感謝の手紙全文

 私たちにではなく、主よ、私たちにではなく、あなたの恵みとまことのために、栄光を、ただあなたの御名のみに帰してください(詩篇115・1)。

シャローム!

 全身全霊を尽くして主に感謝し御名を讃えます。主が私の全生活にわたってくださったすべての恵みに感謝します。特に主が私が拘束されていた時期に下さった神性なるご加護に感謝します。

 また私が拘留されていたために働いてくださった世界中のすべての方々に感謝します。私を表立って、または陰から支えて下さったすべての方々に感謝します。皆様すべてが私の心に親しく触れています。主の祝福が皆様とともにありますように。

 実に私は試練に直面しました。御言葉によれば『朽ちていく金よりも尊い(Ⅰペテロ1・7)』ものである信仰を試す試練でした。しかし決して孤独に感じることはありませんでした。常にこれは孤独な戦いではなく、全人類の権利と正義の促進のために奮闘される自身の良心に従う方々のエネルギーと支援を受けているのを常に感じていました。このようなすべての努力がなされたことに対して感謝します。今私はすばらしい妻と子供に再会する図り知れない喜びを得ています。神様が働かれたすべての人々に感謝します。すべての方々が私にとって非常なる励ましになりました。

 拘留されていた期間に、私は御言葉が『私たちにキリストの苦難があふれているように、慰めもまたキリストによってあふれているからです(Ⅰコリント1・5)』と語る意味を実感する機会を得ることができました。主は私の家族を慰められ、私の家族に苦難に直面する意味を教えてくださいました。主の恵みによって、私たちに霊的、物質的な糧をくださいました。

 主は試練を通して私に試練を乗り越える道を与えてくださいました。『神は真実な方ですから、あなたがたを耐えることのできないような試練に会わせるようなことはなさいません(Ⅰコリント10・13)』と書かれてあるとおりです。
 
 シャリア法のある読み方をすれば、私は冒とく罪の罪に課されるという事実にもかかわらず、神はイランの政府指導者たちに対し、シャリア法でも定められているその他の事実を与して正義を実現する知恵を授けてくださいました。イランの人権保護、法律専門家らが同国の法と正義を施行するための重要な努力をされてこられました。最後まで正しい法解釈を守りとおされたこれらの専門家の方々にも感謝したいと思います。

 私たちが過去に対し欠くことのできない建設的な見方をもって前へ進める時を過ごすことができることを幸いに思います。世界人権宣言による人権の促進がなされるに至りました。

 私もまた神の御言葉に忠実に歩む義務がある債務者のひとりです。神の御言葉に忠実に歩むことで、神の国を相続することができるようになります。

 終わりに、私は絶えることのない宇宙的な平和がなされることのために祈りたいと思います。天の父の御心が天になされるがごとく、地にもなされることを祈りたいと思います。実に、すべての事は過ぎ去りますが、神の御言葉、すべての平和の源は、永遠に残ります。

 神の恵みと慰めが皆様の上に限りなく溢れますように。アーメン!

ユセフ ナダルカニ 2012年9月8日

(クリスチャントゥデイ2012年9月20日)