✴︎日本一のパワースポット 須佐神社(2023年5月21日訪問)✴︎
出雲國神仏霊場第十八番:須佐神社(すさじんじゃ)
江原さんが、日本一のパワースポットと称した須佐神社。
須佐能袁命(スサノオ)の終焉の地とも言われます。
須佐能袁命と稲田比売命の御子の子孫が仕える神社とのこと。
(御由緒より)
出雲大社の宇迦の大鳥居を過ぎたのが13時13分
この写真の撮影時間
須佐神社の手前にある駐車場に着いたのがちょうど14時でした。
これは神社手前にある温泉の駐車場
こちらは温泉
いつかゆっくりできる時に日帰り温泉で来ます(*^_^*)
友人が車を出してくれたおかげで来れたこの神社。
もしも車ではなく公共の交通手段(バス)で来ていたら。
時間に1本しかないうえ最寄りのバス停から徒歩20分。
こーんなのどかな感じの場所です(*^_^*)
駐車場を出て左手に行くとすぐに看板があります。左に曲がって進んでね。
神戸川の支流、須佐川のすぐそばにあります。
私の小樽市にある実家は、急な坂道を15分ほど歩いた場所にあります。
バスは坂道は登れないためです。
つまりそもそもバス停から坂道を歩いて15分のところで生きていたので、20分しかも平地を歩くことにイチミリも抵抗はありません(笑)
ただ、バスが来ない時間のロスがあるため、断念していたのです。
ずっと川沿いの道を車で来たのですが、バスで降りていたら、こののどかな田舎道をひたすら歩いたんだなぁと、ちょっとぞっとしました(爆)
神様、私はこの旅で何度神様にありがとうと言ったことでしょう!
神様ありがとう、ぼくに友達をくれて(ラスカル)
そんな気持ちになり、嬉しくてジーンとしちゃいました。
橋を渡るとすぐに見えてきたよ~
はい着いた。
結構遠いのに、そこそこ人が来ていました。
由緒には、
須佐能袁命が「この国は小さい国であるがよい処なので、自分の名前は木石ではなく土地につける」と仰られとあります。
要するによいところなので、この場所に私の名前つけちゃうね、ということです。
御由緒などが書いてあります。
参道の奥に随身門が見えます。
随身門から振り返る。鳥居の向こうには、天照を祀る摂社がありました。
(時間の都合で割愛しました)
拝殿。
拝殿の奥がこんな感じで風通しがよくて、懐かしい気持ちになりました。
神社というより、古いお家みたいですね。
出雲の神社はどこもしめ縄大きい印象です。
島根県の重要文化財になっている本殿。
典型的な大社造り。
出雲大社では垣に覆われていて本殿はよく見ることができなかったのですが、こちらは、ぐるりと一周回ってみることができます。
立派です。
古くて立派で美しい。
出雲独特の造りなのですが、とにかく優美です。
これが「神様のお家である」という気持ちになりました。
社務所もとても立派です。
この神紋が気になったので社務所の方に聞くと、「蔓柏(つるかしわ)」とのこと。
調べてみると
「古代より神道の儀式で、重要な役割を果たした柏の木を題材とし、伊勢神宮や熱田神宮の神職家が家紋として用いた事でも有名な、柏紋の一種である」
「古代より神道の儀式で、重要な役割を果たした柏の木を題材とし、伊勢神宮や熱田神宮の神職家が家紋として用いた事でも有名な、柏紋の一種である」
とのこと。
神紋には、その神社や祀る一族のルーツが見えてくるので、割とチェックしています。
出雲は二重亀甲が多いのですがその中の意匠がちょっと違っていて。
はじめて見たので確認しちゃいました。
【摂社】
三穂社
主祭神は
三穂津比売命と事代主命
なぜこの社が?ですよね。
スサノオの娘婿である大国主の御子神とされる事代主は、スサノオの娘スセリヒメの子ではなく、大国主の別の妻との子です。
つまりスサノオの孫に当たるわけではない。
また、三穂津比売命に至っては、大国主の別の妻で、スセリヒメのライバルなのです。
ほんと、なんでなのさ?
ですよね。
大国主とスセリヒメを祀るなら、意味は分かる。
スサノオの御子神の八王子のほうは、ちゃんと東末社と西末社に祀られていますが、なぜ血縁がないどころか、かわいい娘のライバルでしかも娘より位が高い三穂津比売命と、その女神から見たら義理の息子である事代主命を祀る?
となりました。
だって、かわいい自分の娘(スセリヒメ)の夫(大国主)が、自分の娘(スセリヒメ)より位の高い貴族の姫(三穂津比売命)とも結婚していたら、むしろ父さん、なんだか心痛ってなるでしょ?
(とても神様のことを話しているとは思えない表現笑)
その姫を、自分の終焉の地に、実の娘を差し置いて一緒に祀る?
絶対あり得ないと私ならお断りします。
他人(というか娘のライバル)じゃなくて、実の娘のほうを祀ってくれよって言います(誰に?)
三穂津比売命からしても、自分の夫(大国主)の本妻(スセリヒメ)の父(スサノオ)とその愛妻(本妻の義理の母のイナダヒメ)、本妻(スセリヒメ)の兄弟姉妹(八王子や宇迦御魂神)、本妻の父の愛妻の両親(本妻の義理の祖父母である足摩槌命と手摩槌命 )がいる場所なんて、完全にアウェイですよ。
私ならそこにいたくないですよ。
となりまして。
神様だから大丈夫ってことでくくっちゃいますが(笑)
ただ、正面に鎮座する天照の社が上社、美穂社が下社とあって上に置かれていることから、なんとなくですが、出雲系であるスサノオの終焉の地に、ヤマト系の神社も並んで置いておこうと、どこかのバランスが働いたのかなとも思います。
うん、霊験あらたかな聖地に色々いうのもあれなんで、これで終わりにします。
三穂社ではなくて、出雲大社系として、大国主とスセリヒメを祀っていたら完璧だったのにな。
(スサノオ推しなので)
稲荷社
主祭神は稲倉魂命
こちらはスサノオの御子神様
須佐温泉ゆかり館の駐車場には、スサノオの愛妻稲田姫の社跡がありました。
鳥居のそばにあった石で作られた亀さん。
こちらは、看板に
「神魂の杖ともならむ亀すがた世人の道を祓い清めん」
とありました。
「神魂の杖」とあるけど、神魂神社があるのですが、何か関係があるのでしょうか?
亀といえば出雲のほとんどの神社の神紋は亀甲の枠。
色々と持って帰る宿題が見つかりました(*^_^*)
須佐神社の正面に向かう感じで、天照を祀る摂社があったのですが。
真正面を向いているのが、なんだか見張っている?みたいな違和感がありました。
あんなふうに対峙するように建てている神社はあまり見たことがないな。
【大杉さん】
そしてなんといってもこのご神木です!
樹齢は約1300年ほどであるとのこと。
さすがに、江原さんが日本一と称しただけあり、かなりのパワーがありました。
木の精霊があちこち歩き回るような、立ち上ってくる濃厚で熟成されたエネルギーは圧巻。
私的には「日本一」という称号に関してそもそも抵抗があるのかも。
なにせSMAP大好きですから。
(ナンバーワンじゃなくてオンリーワン的な)
でも、日本屈指のという表現ならば、まさにその通り!と思いました。
須佐神社七不思議というものがあるそうで。
そのひとつがこちら。
相生の松 (あいおいのまつ)
男松女松が一本の大木となっている。今は枯れ、かわりを植えている。
七不思議は、境内から少し離れた場所だったりしたため、今回は七か所行くのは断念しました(こういうの、全部行きたいタイプなのです)
全体を通して、出雲大社なような大きさや派手さはありません。
日本一のパワースポットなのかはわかりません。
でも、エネルギーが生きている。しかも時代が長いので、そのエネルギーが熟成されていて。
安心感と秘めた覚悟を感じました。
秘めた覚悟って何?となりますが(笑)
何か強い確固たるものがあるけど、それは表には決して出しません。
それは、長い歴史のことなのかな。
神々がそこに立っていて、今でも生きている。
そんな場所でした。
ほんとうにパワーが強くて心地よくて、行けてよかった!!
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~パワースポットで感じたエネルギーを短編小説にしました~
~北海道の記事と写真担当しました(*^_^*)~
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