遊月(ゆづき)の日々これ修行なり~

パワースポット研究家(おたる案内人)でセラピスト遊月のブログ
【パワースポットニッポン(VOICE)北海道担当】

ここまでの道その7 アトランティスの師匠との再会

2020-09-14 08:44:37 | スピ的自叙伝
自分の人生をスピリチュアルな視点から見た物語にしていこうと思います。
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ここまでの道その7 アトランティスの師匠との再会

お店に入っていくと、薄暗い店内のあちこちにいわゆるパワーストーンと呼ばれるたくさんの石が置いてありました。
24年前ですからまだパワーストーンと言う概念はなく、怪しい石が置いてあると言う風情でした。

お姉さんにあの看板を置いて入ってきましたと伝えると、奥から男の人が出てきました。


昨日はお洒落なカフェで占いしました^ ^

いかにも怪しい、気功などを施していそうな武術の達人といったタイプの男性でした。
男性は私のことをじっと見ると横にあったメモにさらさらと何か書いて女性に渡して去っていきました。

先生はあなたの後ろの方とお話ができるのです。
今のあなたに必要なメッセージが書いてありますよ。
と紙を渡してくれました。

そこには、人のせいにするな、と書いてありました。
正直何を言ってるんだろうこの人はと思いました。

私はずっと人生が辛くて、どうしていいのかわからなくてがんじがらめで、会社ではとある先輩にずっといじめられていて、嫌なことばかりで、やりたいことができなくてといった不満でいっぱいで、どこから対処していくかわからない。

なのに何かを見ることができるその偉い先生は、お前が悪いと私に言ってきたと感じたのです。
なんだか拍子抜けがしました。
お姉さんにパワーストーンのことを質問してそのまま仕事に行きました。

その夜のことです。
その日は当時の夫は遅く帰ることになっていて、家の中には小学校1年生の長男と、1歳半の次男がいました。

1歳半の次男はよちよち歩きで目を離せない時期ではありましたが、長男の部屋にいたので私はそのままほったらかしにして食器を洗い始めました。
するといきなりどすんと大きな音がして、次男の泣き叫ぶ声が聞こえたのです。

子供部屋に走ると、次男が、長男のお気に入りの剣のおもちゃを口にくわえたまま転んでいました。
起こして口を覗くと血が!
私は夜間病院に電話し、そのままタクシーを呼びました。

私は勝手に長男が見ていると思ったので安心していたのですが、長男は机に向かって勉強しており、横で次男が1人で遊んでいたようです。

次男は何でも口にくわえる癖があり、長男のおもちゃの剣を見つけて口にくわえた状態で立ち上がって転んだようです。

私は家を出るときに猛烈に腹が立っていたので、長男にこう言ったのです。

この子が怪我したのはあんたのせいだ!
その捨て台詞で私は長男を置き去りにして家を出てタクシーに飛び乗ったのです。
タクシーの中で次男が泣き止み、口の中もたいして切れている様子もなく、私は落ち着きを取り戻しました。

そして思い出したのです。
私が見ていなくちゃいけなかったのに、勝手に何も言わずに長男が見ていると心の中で責任を押し付けて、そのあげくにあんたのせいだと叫んで、あんな幼い子供を1人に置き去りにした。

悲しくて悔しくて情けなくて。
涙が出ました。
当時携帯電話もなく、大慌て病院から戻ると、長男の部屋に飛び込みました。
長男は1人で布団を敷いて(いつも私がしていました)眠っていました。

翌朝めちゃめちゃ謝りました。
その時に心の底から思ったのです。
ほんとだ人のせいにしていた。

それから、まるまるのせい、と考えるたび、いやまてよ、と立ち止まり、自分の責任を探すようになりました。

先輩のことも、わたしはその前職が企業コンパニオンで、特殊な環境だったため、その職場が初めての社会人経験であり、そこでわたしは学生のノリで過ごしていたことに気が付きました。

態度を改めると先輩からの強いいじめはなくなりました。

確かにあの先生の通りだった!
早速アトランティスのお店に行くと、先生が出てきてこう言いました。

あの時はとんでもないものを背負っていたが、消えたな、と。

その後も、人生の岐路に立った時、そのお店を訪ねました。

離婚の前にも行きました。
そのあと数年行かないまま過ごし、父が亡くなって少し経ってから久しぶりに行くと知らないお姉さんがいるだけで、先生がいまけん。
代わりに店の奥に黒い縁取りの写真立ての中で先生が笑っていました。
それをみて呆然としてあると、
昨日初七日だったんですよと言われました。

本当の父と、スピ的な父的存在を同時期に亡くしたわたしは、最初は悲しみに暮れましたが、二人がとてもそばにいてくれるような気がして、歩き出そうと決めたのです。

子供が夏休みになったら病院に行こう。
きっと入院するだろうけど、健康になって今度こそ自分の人生を歩こうと思ったのです。

先生とは人生で数回しか会っていないし、いつも一言くらいしか言ってくださらなかったけど、毎回的確な言葉でわたしの人生を変えてくれました。

アトランティスでも先生だったと感じているし、今はもう無くなったあのお店に来ていた人たちは、みんなその頃の弟子だったようですよ、とお姉さんが言っていて、そうだと嬉しいなと今も思っています^ ^

つづく
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