遊月(ゆづき)の日々これ修行なり~

パワースポット研究家(おたる案内人)でセラピスト遊月のブログ
【パワースポットニッポン(VOICE)北海道担当】

川は呼んでいる

2020-08-20 11:52:02 | 遊月作ファンタジー物語
昨日の瞑想中に見えたビジョンを記録用に描写したものです(*^_^*)
なんだかスタートっぽかたのでシェアしちゃいます。

水と光で浄化して一歩踏み出すアファメーションとしても使えるかな(長いけど)
ちなみに最後に船に乗らずに歩き出すのは、川に運んでもらうより、歩くほうが好きだからです(行き先は同じなんだけど笑)

タイトルの川は呼んでいるは、
ミドミドミドレレミファレミドレという、幼稚園だったわたしが人生ではじめて両手で弾けるようになった曲のタイトルです(*^_^*)



宇宙の中枢である天界から、まっすぐに降りてくる白く清らかな光が、わたしたちの身も心も浄化していく。

光と水。それは世界を清らかに保つもの。




屏風のように規則正しく折れ目がついた、高い岩山に沿って川は流れる。
水の流れは繰り返す。いつまでもどこまでも飽きることなく果てしない世界に向かって流れていく。

岩山を包み込む鮮やかな緑色の夏葉たちは、降り注ぐ清らかな光を受けて、より透明度を増していく。
透き通った緑と輝く光が織りなす世界の中を、翡翠色に冷たく澄んだ水は粛々と流れていく。

きらきらと輝きをまとった光は高い空から愚直なまでにまっすぐに進む。
川面で跳ね返った光は世界に向かって鮮やかな色彩をまとった粒子をまき散らしている。

わたしを乗せた小さな木船が小刻みに揺れながら、光の洗礼を受けて進んでいく。
古い扉が開くようなギイギイとなる小舟の音が優しくリズムを取り、川のせせらぎにあわせて夏の葉の隙間から小鳥たちが歌う。時折岩山の高い場所から、水が滝となって勢いよく降り注ぐ音もまた美しいアクセントとなる。

滝の水は川に出合うと跳ね返り、光の粒子と楽しそうに虹色の輪舞を踊りだす。

女神はいつも光となり時には水の粒子となり、世界を浄化し続けている。




川の流れはどこまで続く。
行き着く先は海なのか、はたまた世界の果てなのか。
川は穏やかにだけど確実に流れ続ける。

岩と岩とを切り開き、そこに道を作っていく。
大地に鋭い爪を立ててあたかも龍が切り開いているかのように、ひび割れた岩の間をどこまでも流れていく。
たくさんの命をその中に抱いたまま、遠く海まで流れていく。

小さな山の泉から湧きだした水は大きな力となり進む。山の木々を縫い、大地を切り開きながら水は進む。
岩と岩の隙間がどんどん広がり、その先に大きく世界が広がっていく。

ああ、空だ。
青い空がぐんぐん目の前に迫ってくる。
わたしはいつの間にか空を飛んでいた。自由な緑の風に乗り、くるくる回りながら舞う一枚の葉に心を乗せて、わたしはどんどん世界へと飛び出して行く。

この緑と青い星のどこかにわたしが立つべき場所がある。

薄桃色のやさしく尖った美しい花びらが視線の片隅に見えた。
深緑色の水に浮かぶ桃色の花たち。


今度は水鳥に乗って一気に池めがけて降りていく。
風が全身を突き抜けていく。
わたしは優雅に夕陽色の羽をたたんで水辺へと滑り降りる。
水の中に浸した足がひんやりする。水の抵抗を感じながら必死に足を漕ぐと、小さな魚が足元をくすぐった。

遠くで鯉が跳ねている。大きく自信に膨らんだぬらぬらと光る白い身体に赤と黒の模様がまだらに走っている。
白い鯉は大きな音を立てて水の中に再び潜ると、水面にすいっと一筋の線を残して池の底にある彼の住処へと戻っていった。



池に反射した太陽の光がまぶしくて、わたしは一瞬目を閉じた。
目を開けると朱色に塗られた欄干の向こうに、真昼の太陽に照らされた水面が見えた。
湿った森の匂いがする。山がすぐそばにあり、沿うように川が流れている。
森のそばには人々の暮らしがあって、開かれた大地に田畑と小さな煙突から煙が立ち上る木でこしらえた小さな住居がぽつんぽつんと建っていた。

古都の端を走る川に、お座敷がある船が浮かんでいる。
船のお座敷の前には欄干と同じ色に塗られた朱色の鳥居が立っていた。



鳥居からこちらとあちらにわかれた世界を持つ特別なその船は、音もたてずに勢いよく流れていく。
船がわたしの目の前を過ぎていく瞬間に、赤い鳥居の向こう側に、いにしえのいでたちをした美しい白い着物姿の女性が座っているのが見えた。

女性の顔は白いお面で隠されている。あれは白い狐なのか。
一瞬で通り過ぎた女性はうつむいていて、何をかぶっていたのかまではわからない。
彼女たちはどこに向かうのか。
瀬があまりに早くて、船はあっという間に視界から消えてしまった。

かすかに音楽が聞こえる。あれは神楽。
鳥居の船の後を追うように早瀬を小舟が流れてくる。
小舟の上で巫女たちが舞っている。あれは祝福の舞。
何艘にもわかれて巫女たちは舞う。流れる川を一面に広がって彼女たちは一心不乱に舞う。
朱色と白の衣装がひらひらと水面に映り輝きを増している。水の上で舞い踊る姿は、女神の祝福そのものだった。

そのあとを楽団が通り過ぎる。
船の上で笛を吹くもの、鼓を打つもの、唄を歌うもの。別の船には長い箏が斜めに乗せられ、雅な着物姿の女性たちが競うように箏を爪弾いていた。

祝福を舞う巫女も楽団もあっという間に遥か彼方へ去っていき、わたしは川辺の葦のように、長い間そこで風に吹かれて立ち尽くす。

再び宇宙の中枢である天界から、まっすぐに白く清らかな光が降りてきて、わたしの身も心も浄化していく。

光と水。それは世界を清らかに保つもの。





ここから新しい世界がはじまるのです。
すべての準備が終わり、新しく扉が開いています。
今すぐ旅をはじめるのです。
目の前にある小舟に乗り込んで、流れのままに進むのです。
なぜならその川は、心の世界を旅した末に、あなたが見つけたあなたの川なのですから。


光りの中で声がした。

すでに人々は動き出している。
川は流れる。人の心を浄化しながら。世界の全てを浄化しながら。
たくさんの思いを抱えたものを小舟に乗せて、どこまでもいつまでも流れ続ける。

わたしは、本当の姿に戻り、この足で行くべき場所へと歩き出す。
だからもう迷わない。
川は山から海へと流れる。わたしは生まれた場所から行きたい場所へと歩き始める。
立ち止まることはもうない。
行き先はわかっている。あとは一歩また一歩と歩き続ければいい。

やがて手にする人生の宝寿を夢見て、わたしは今日、光の中を歩き始めた。






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