停電の夜に星を見たことをブログで書いたのですが、たくさんの方に感想いただきました。
真っ暗だからこそできることをしよう、と思ったことが、誰かがそれで感動するなんて思わなかったので驚きました。
ありがとうございます
悲しいことがあったら、そのことは一旦置いて、まずは楽しいことがしようというのが私の、そして我が家の流儀です(^^)
次男が小学校6年生の時、児童会長に立候補したことがあります。
彼は精一杯の選挙運動しました。
私も演説の原稿にアドバイスしたり、家族みんなで応援しました。
ですが候補生は男の子が2人、女の子が1人。
こういう場合、男子は男子に女子は女子に投票するため、男の子が2人だとどうしても票が割れてしまうそうで。
それでも彼は一生懸命選挙運動しました。
そして、予想に反して接戦で、結果は本当にわずか数票で落選していましました。
もし男子が一人だけ、または女子が二人立候補していれば、きっと彼が受かっていたと担任に言われました。
ですが、結果は結果。
帰ってくるなり彼は号泣しました。
私は悔し涙を流せるなんて精一杯やった証拠なんだよ、だから泣いていいんだよと背中をさすって慰めましたが、彼はずっと悲しんでいました。
こういう時、選挙に落ちた悲しみをなんとか解消しようとする行為は諦めて、今悲しみが300ならば、せめて楽しさを20でも30でも増やして、少しでも感情から悲しみを相殺しよう!と私は考えるのです。
私はリビングにあったソファセットを全部客間に移し、押し入れからテントを引っ張り出して、テントを設置しました。
その後スーパーに出かけ、出来る限り次男が大好きなおやつ、大好きなファンタグレープ、お惣菜をたくさん買い込むと、テントの横に小さいテーブルを出してパーティーのように並べました。
悲しいのは仕方ないから、少しでも楽しいことをしよう、今日はパーティーにしよう!
そう言ってみんなでパーティーをはじめました。
最初はしぶしぶ参加していた次男にそのうち笑顔が戻り、夜は長男と次男はテントの中で、私と娘はリビングに布団を敷いて寝ました。
実は、リビングにテントを張って4人で寝たことを子供たち全員が今でも覚えています。
そしてなぜそんなことをしたのかの理由を次男は忘れているのです(笑)
どんなに辛い状況にあっても、それを改善できる力がなくても、楽しむ道は必ずあります。
悲しみポイントを下げる事はできなくても、楽しみポイントあげることで相殺して、少しでも悲しみを減らすこと。
もし皆さまも辛い状況になった時、思い出してもらえたらと思います(^^)
ちなみにその翌日、先生の計らいで、次男は副会長になれました