特急彗星号のブログ

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『近鉄全線2日間フリーきっぷ』で鉄分補給  その1

2023年06月30日 | 乗り&撮り鉄 私鉄編
タイトル通り『近鉄全線2日間フリーきっぷ』で近鉄で鉄分補給してきました。

発売期間(前売り限定)は2023年5月8日(月)から2023年6月28日(水)で有効期間は
2023年6月1日(木)から2023年6月30日(金)までのうち、発売時に指定した乗車開始日から連続2日間です。
きっぷのお値段は大人 3,000円・小児 1,500円です。



昨年も同種きっぷの販売が有りましたが同じ金額で1日乗車期間が長い『近鉄全線3日間フリーきっぷ』でした。
今年は有効期間が1日減った『近鉄全線2日間フリーきっぷ』となりましたがそれでも十分安いきっぷです。
特に今年は近鉄は運賃の値上げを行いどちらかと言えば高い運賃が更に高くなったので途中駅での下車を
頻繁に伴う乗り・撮りを楽しむのに正に“神きっぷ”だと思います。

という事で2日間、しっかり楽しんだ様子の報告となります。

基本、スマホのカメラでチャっと撮る写真が殆どなのでご了承くださいませ。
   
   
 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇


起点となる駅は京都駅です。

京都→近鉄奈良 (運賃760円・特急料金520円)

トップバッターとなるのは近鉄奈良行き特急。
22000系ACEです。





リニューアルを受けた車内は登場から30年経過したとは思えない程です。
シートピッチは後輩たちに比べて少し狭い1,000㎜ですがリニューアル時に入れ替えられた近鉄ご自慢?のゆりかご式シートは
テーブルはもちろんカップ・傘ホルダーに充電用コンセント、そしてフットレストをも備えた優れものです。

近鉄奈良までの35分間はあっと言う間であっけなく到着。


近鉄奈良→大阪難波 (運賃680円・特急料金520円・ひのとりプレミアム料金300円)



80000系ひのとり


“ひのとり”と言えば本来は名阪甲特急がメインの仕業なんですが朝夕の入出庫に伴うアルバイト?運用が有り
大阪難波~近鉄奈良間で“ひのとり”乗車を楽しむ事が出来ます。

既に名阪ひのとりのプレミアム先頭席での乗車は何度か体験済みですがこの日はプレミアム最前列シートの
予約(もちろん何日も前から押さえています)が取れたので阪奈ひのとり乗車を組み入れました。





僅か32.8km・35分の乗車時間に運賃・料金合わせて1,500円は少々高いですがひのとりプレミアム先頭席を
ゲット出来たなら味見乗車としては良いのではないでしょうか?


辛うじて先頭席から平城宮跡の朱雀門を・・・





トップバッターのACEと同じ35分の乗車時間ですが遥かに静かで快適なひのとりプレミアム席では
更に乗車時間が短く感じますね~(笑)。



続いて大阪難波からは伊勢方面へ向かうのですがせっかくなので大和八木で乗り換える乗車を選択。

大阪難波→鳥羽 (運賃2460円・特急料金1640円)


近鉄では特急乗り換え駅でその乗り継ぐ列車の接続時間が30分以内であれば特急料金の利用キロ数を
通算して計算してくれるので有り難いです。

因みに今回は大阪難波から鳥羽へ向かうのですが名古屋行きアーバンライナーに乗り、大和八木で下車。
そして京都から賢島へ向かう伊勢志摩ライナーへ乗り換えて鳥羽へ向かうという乗車をチョイス。

このケースだと同じ運賃・料金で2種の列車を味わえます!

1番目に味わうのは・・・




21020系 アーバンライナーnext

個人的には近鉄車両の中で2番目に好きな車両なんです。









確か、ゆりかご式シートを最初に導入したのがこのnextだったと記憶しているのですがそのシートも
登場から20年を過ぎておりシート表皮の変更がされていました。

シート自体の変更は無いようで背もたれ後部のテーブルも従来通り無くひじ掛け内蔵タイプのみです。
しかしよく車内を見回してみると・・・



窓下壁面に充電用のコンセントが設置されていました。
いかにも後付けといった感じで差し込み口も一つだけなんですが料金を必要とする列車には必須の装備なんでしょうね。

大阪難波から大和八木までは30分。
これまたあっという間の乗車です。

アーバンライナーnextから降りてホーム向かいに停車中の京都発賢島行きの伊勢志摩ライナーへ乗り換えます。





乗り換え時間は僅か4分。
慌ててホームにあるコンビニへ駆け込みアルコールを確保!



先程まで乗っていた名古屋行きアーバンライナーnextが先に発車しました。
そして今私が乗っている伊勢志摩ライナーは2分後に発車します。

つまり名古屋と伊勢方面への分岐点である伊勢中川まで2分差の続行運転という事なんですね。


23000系 伊勢志摩ライナー

こちらも登場から既に30年が経過。

約10年前には大幅なリニューアルを行い有料特急として今の時代においても恥ずかしくない雰囲気は維持しています。
ただシートそのものは変更されていないので座り心地は一世代前の懐かしさを感じるものです。

座って少々時間が経過しお尻がシートに馴染むと私の世代には安心感を感じる座り心地と言えます。

個人的には実際のスペックはともかく上り勾配における力行時のパワフル感を感じるのは
この23000系と21000系ですね。



大和朝倉を過ぎると車窓には長閑な緑が広がり大阪線名物と言える連続上り勾配区間が現れます。



いつもこの区間に来ると運転席後部にある「パノラマデッキ」で前方の風景と速度計を眺めに行きます。
33.3‰連続勾配を物ともせず速度計の針は120㎞/hへ届こうとします。

やっぱり近鉄特急車のパワーは凄いですね~!

席へ戻りアルコールを体内に注入しながらしばし車窓を楽しみます。

松阪を過ぎた辺りから再び「パノラマデッキ」へ向かい速度計を眺めに行きましたがこの日は
遅れも無い定刻運行の為か『130』を指す針は見れませんでしたが繰り返される110→120㎞/hの加速は気持ち良いですね。
マスコンを後ろに引いたらモリモリと加速感が湧き上がり速度計の針が上昇していきます。

伊勢志摩ライナーの快走が終わりを告げるとこまめに伊勢市・宇治山田・五十鈴川で伊勢神宮への参拝客を下ろし
左手に時折り海岸線が近寄ると鳥羽到着です。






今回、伊勢志摩方面を第一の目標にしたのは“とばしまメモリー”というラッピング列車の運行です。


ラッピング列車「とばしまメモリー」2編成がデビューします!
~鳥羽・志摩の魅力をたっぷりのせたラッピング列車~



近鉄の伊勢志摩地方のラッピング車としては“ミジュマルトレイン”がファンにはお馴染みですが
新たなラッピング車、それも2編成(と言ってもワンマン2連ですが・・・)が活躍中。

ラッピング列車マニアでは無いのでそれ程食指は動かなかったのですが埴輪をモチーフとした
「こふん列車」をかつて南大阪線で走らせそれを撮影した経験からラッピング車に対する
抵抗が減ったのではないかと思っています。

昨年は『近鉄全線3日間フリーきっぷ』でミジュマルトレインの乗り・撮り鉄を楽しみました。

近鉄全線3日間フリーきっぷで鉄分補給 その1




伊勢志摩ライナーで鳥羽へ向かう途中に明星検車区で休む“とばしまメモリー うみの章”編成を目撃したので
残る取り“とばしまメモリー なみの章”編成との遭遇を目論んで取り敢えず鳥羽駅付近でしばしの撮り鉄を楽しみお昼の腹ごしらえ。






鳥羽駅、それもJR側にある食堂で頂きました。











今まで何度も素通りしていたお店ですが実に美味でした。


満腹でほっこり、気合を入れて“とばしまメモリー なみの章”編成捕獲へ向かいます。


ラッピング車は2両編成。
天気も悪く気合の入った写真も叶いませんがある駅で待ち伏せしました。


運良く1時間程待っていると“とばしまメモリー なみの章”編成と遭遇。




外観の写真を押さえ発車時刻を確認すると数分の猶予が・・・。
慌てて対面ホームへ向かい“とばしまメモリー なみの章”編成へ飛び乗りました。

こういった時に乗り降り自由のフリー切符は有り難いですね。
いきなりの行動による不正乗車を防げますので。

飛び乗った“とばしまメモリー なみの章”編成の車内を何枚か撮影しました。
















南海さんの加太線・“めでたい電車”にはもう一歩届かないかな?といった感じですが
こふん・ミジュマル・ならしか・・・少しづつ経験値が高まっているのか良い感じですね(笑)。


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