もう2年くらいになるが、両手の指の第1関節が痛くて、ピアノを弾く度に痛みを感じながら弾いている。
何もしてない時に痛むことはほとんどなく、やはりピアノを弾くのが一番痛い。
昨年末から2月のコンサートの時期は特に酷くて、毎日絆創膏をテーピング代わりに左右の小指に3枚ずつ巻いて弾いていたのだけれど、練習を休む訳にもいかないのでだんだん酷くなってしまって、練習が思うように進まなくてとても辛かった。
左右ともに小指と中指が特に酷かったが、最近は他の指も痛むことがある。
そしてピアノを弾く時だけ感じていた痛みが、最近は握ったり掴んだり重い物を持ったり、日常生活でも感じるようになってきてしまった。
父もそうだったのだけれど、ネット等で調べると「ヘバーデン結節」という症状だと思われた。
そしてまた父もそうだったのだけれど、病院に行ったところで症状を改善させる方法も進行を遅らせることもできず、痛ければ湿布か痛み止めを飲むなどの対処療法しかないのだと言う。
それでも心配する友人たちに言われて、痛みも酷くなる一方だしと一応は病院に行ってみた。
レントゲンの結果、左右の小指と中指の関節が狭くなって変形していた。
そして医者には、手指の第1関節は変形しやすい、指を使う仕事の人は特に多い、後は上記に書いたのと同じことしか言われなかった。
やはり整形外科に行ったところで思った通り、時間とお金を無駄だったのだ。
大学時代の恩師に相談したところ、とある方を紹介してくださり、しばらくそこに通ってみることにした。
また、整体をやっているお友だちに相談したところ、小麦を辞めてみたらと言われたので、ここ2ヶ月ほどそれも実践している。
それらが効いているのかわからないが、ピアノを弾く時の痛みはマシになったように思う。
2月のコンサートの時は痛みがピークで、鍵盤に触れるのも痛いような状態だった。
刻々とコンサートの日は近付いて来るのに、曲の仕上がりも間に合っていないし痛くて練習もまとまった時間弾けないしで気持ちばかり焦って。
コンサート本番も、両手の小指と中指に巻いているテーピング代わりの絆創膏を外せなかった。
でもこのところは、痛みが無いわけではないが絆創膏を巻かなくても練習ができるし、何よりあの大変だった発表会もテーピング無しで乗り切れた!
どうやら私は、今後も長くこの病気と付き合っていかなければならないみたいだ。
ちょうど身体も疲労が蓄積していて食生活や健康と向き合うべきだったし、いいきっかけだったと思おう。
40も越えると毎日どこかしらが痛んだり、なんとなく本調子じゃなかったりする日が多く、
そしてもうそれが当たり前になっていたけれど、そうじゃないんだと気付かされた。
まだ人生折り返し地点(…のハズ)
あと半分は、この身体で生きてかなきゃならないと思うと恐ろしい
だってここからは、何もしなければ衰える一方なのだ。
自分のことが一番後回しになり、おろそかになりがちだけれど、ちゃんと見よう。
ちゃんと気をつけよう。
選んで食べよう。
このところ、そんなことを考えています