飛行機での旅は久し振りでした。
坊っちゃんが9ヶ月になる頃と、その翌年の1歳9ヶ月のお正月休みに沖縄へ行ったけれど、
一度目はまだ授乳していた頃で、その年末のコンサートのバタバタで乳腺炎になってしまっていた事もあり乳頭も切れてしまっていて、旅の間中おっぱいが痛くて痛くて、せっかく旅行に来たのになんでこんなに辛いのかと涙が出る思いをした記憶
もちろん楽しいこともあったハズだけれどね
二度目の沖縄の時は、少し物事がわかるようになって来た坊っちゃんが場所見知りやいつもと違う環境での不安もあったのか、でもすでにかなり重かったのにずーっと抱っこ抱っこで、パパの抱っこでは泣き喚くしで腰をやられて、これまたなんで私ばっかりこんなに不自由な身なのかと泣きたくなったりして
今考えると笑える程度の、それもいい思い出なのにね。
まあでも、だいぶ自分で出来る事が増えたとは言え、坊っちゃんを連れて『旅行』するには本当に体力気力がいるワケです。
なので今回の旅行は、気合を入れて企画しました。
大げさ?
でも私、“無駄”が許せないタチでねー
時間とお金は有効に使って納得の旅にしないと後味が悪いので、企画する時から真剣!なんです。
ケチなのではなく、値するものじゃないと嫌、という意味なのですが…誰でもそうですか??
なので納得の旅を企画するには下調べも必要だし、日程を確保して行き先を決めて、
子連れ旅なので時間の余裕は持たせて、アバウトですが、最低限どこに立ち寄って何をしたいかまでは考えます。
第一希望がダメだった場合の代替プランも。
移動にかかる時間、ナビに入力するためのそれぞれの所在地、費用まで書いた今回のプラン。
ここに書いたやりたい事リストの全てをしなくても全然OK。
ただ、何をしようかと悩む時間がもったいないと思うので、事前に調べる。
その土地のこと、そこで何をしたら楽しいか。
プランには入れてなかったけど行ってみたらこれが楽しそう!ってことだってもちろんあります。
今回の旅では3日目の大沼公園でのターブル・ドゥ・リバージュの湖上クルーズがそうでした。
基本にこれがあるおかげで旅行中は楽しむことだけに専念できて、悩むこともなく無駄もなくスムーズにやりたい事ができ、今回の旅は本当に家族全員が満足だった!
…と思っていたのですが
もしかしたらパパは全然違ったのかもしれません。
…と今さら気付いた
本来、夫はのんびりしたい人。
なーんにもしないで、芝生の上もしくは海辺なんかでゴローンと『時間』を楽しみたい人なのです。
でも、いつも「やりたい事」がたくさんあって、しかもその気持ちが強い私が満足するように(そうしないと後が怖いのでしょう…
)、
同じく坊っちゃんがやりたい事ができるよう、
一番ガマンしていたのは夫ではないだろーか。。。
北海道翌日で疲れているハズなのに、逃げるように会社に行ったのもそのせいじゃなかろーか
まあ、そこまで私たちに「付き合う」だけの旅ではなかったと思いたいけれども
夫の葛藤には気付いてしまいました
私の思う「時間とお金を有効に使う」と、夫の願う「何もしない時間を楽しむ」を、
両方叶える旅を実現させるのは困難だと思うけれど(しかも4歳児を携行する旅で)、
自分の気持ちをなかなか言わない夫の願望をもう少し汲み取ったプランにすべきだったかな…と少し反省。
少しだけ、だけど
「言わない方が悪い」というのは、まず人の気持ちを先に考えてしまって自分の気持ちは抑えてしまう、夫のような人に出会って初めてそうじゃないんだと気付いたことである。
音楽やる人って、我先に、というか自己主張の強い、口が達者な人が多いから
自分の気持ち、考えを示すのが当たり前だった。私にとって。
確かに「言わないとわからない」ではあるけれど、そこは夫婦だし夫の考えてることくらいは「言わなくてもわかる」のに。
それなのに、いつも自分の気持ち優先でごめんね。
楽しかった旅のことを思い返していたらふとそんな思いがよぎったので、
そんな殊勝な気持ちもすぐに忘れてまた同じことを繰り返してしまう妻だけれども、
たまには反省もするのだと…大して反省しているようには思えない文章かもしれないけれど…
記録しておこう