死ぬまでにしたい10のこと
おすすめ度
原題:My Life Without Me
制作:2002年 スペイン カナダ
制作:エステル・ガルシア ゴードン・マクレナン
監督・脚本:イザベル・コヘット
原作:ナンシー・キンケイド
出演:サラ・ポーリー マーク・ラファロ スコット・スピードマン レオノール・ワトリング デボラ・ハリー アマンダ・プラマー
「死ぬまでにしたい10のこと」です。最初観たときと随分印象が変わった作品で、もやもやしつつも色々考えさせられたという印象が残っています。これ、邦題がうまいですよね。
清掃の仕事をしている23歳のアン(サラ・ポーリー)は、夫のドン(スコット・スピードマン)と、二人の娘とトレーラーハウスで暮らしています。貧しいながらも愛のある生活を送っています。ところがある日、突然の腹痛に倒れ、トンプソン医師(ジュリアン・リチングズ)に癌で余命2~3ヵ月と宣告されてしまいます。アンはドンと母(デボラ・ハリー)には単なる貧血だと伝えます。そして夜更けのコーヒーショップで今までの人生を振り返りつつ、死ぬまでにしたいこと10項目のリストを作ります。そして残された時間にそれらをひとつひとつ実行していくのです。
うすっぺらくてリアリティのない映画!
美化しすぎだよ。エゴ強すぎない?と主人公の自己完結っぷりに驚きました。なんんちゅー罪作りな。周囲の人間まったく無視かよ。旦那さんにあんなに愛されていてかわいい子供も居てなんで別の男に走らなきゃいけないのか?そういう考えもあるのかもしれないけれど理解はできない。女は一生女でいたいんだな…。
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最初に観たときこの正直主人公に辟易しちゃいました(笑)
あんまりもやもやするんで、観た人に自分の感想を話したんですよ。そしたら、「病人って、おおうにしてエゴが強くなるものなんじゃなの。」だと。なーぬー?そうなの??そんなものなの???ちょっぴり白熱(?)しながら色々と話してたら、うへーっ。コレって逆にリアルなのかも。という気がしてきました。
とはいえ、主人公に感情移入できないことに変わりはなかったのですが(笑)最初は星2個分の満足度だったのですが、結構色々考えさせられちゃったので星の数1個増やしてみました。
「死」について。
「死に様」について。
「生き方」について。
色々考えさせられた作品でした。
・死ぬまでにしたい10のこと@映画生活
・前田有一の超映画批評