舞台よりすてきな生活
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原題:How to Kill Your Neighbor's Dog
制作:2000年 アメリカ
製作総指揮:ロバート・レッドフォード
制作・脚本:マイケル・ノジク ナンシー・M・ラフ ブラッド・ウェストン
監督:マイケル・カレスニコ
出演:ケネス・ブラナー ロビン・ライト・ペン スージー・ホフリヒター リン・レッドグレーヴ ジャレッド・ハリス
DVDのジャケットが可愛かったのと、ロバートレッドフォードの名前が目に付いて観た「舞台より素敵な生活」です。ちなみに、ロバート・レッドフォードは演者としてではなくプロデュース含む総指揮での参加。なーんだ勘違い勘違い。
劇作家のピーター(ケネス・ブラナー)は新作の上演を目前にして、スランプに陥っていました。子供嫌いの為、作品にに登場する子役のエピソードにリアリティがなく上手くいかないのです。かつては人気作家だった彼ですが最近はヒットにも恵まれず、イライラは募る一方です。一方子供のダンス教室の先生をしている妻のメラニー(ロビン・ライト・ペン)は、赤ちゃんが欲しくてたまりません。休日に夫と産婦人科を訪れた帰り、陰性だったと落胆するメラニーを横目に内心ピーターはホッとしています。ある日、家の向かいに、エイミー(スージー・ホフリヒター)という少女と母親が引っ越してきます。エイミーは足に障害があり、母親と二人暮らしです。「ご近所付き合い」のはじまりから、ピーターはエイミー少女と触れ合う羽目になります。
この作品実は原題が面白いのです。How to Kill Your Neighbor's Dog「近所の犬の殺し方」(爆)出オチじゃないですか。ピーターが近所のうるさい犬にイラッとして執筆がはかどらないシーンがあるのです。そのエピソードからこのタイトルなんでしょうが(笑)ヒドイです(笑)ちなみに、このうるさい犬のエピソードは監督のマイケル・カレスニコの実体験から生まれたシーンなんだそうです。
偏屈イギリス人を演じたケネス・ブラナーからいいお味が出ていました(名優に対して失礼ですか?)。おこちゃまスージー・ホフリヒターがこまっしゃくれてて可愛かったです。母親のような嫁ロビン・ライト・ペン素敵でした。ちょっと皮肉っぽくてライトなコメディー映画です。正直劇的に盛り上がるようなお話ではございません。なので、過剰な感動などは期待をしてはいけません。何しろあの原題ですし(笑)さらりと何か観たいときにどうぞ。
・舞台よりすてきな生活@映画生活
・前田有一の超映画批評


