徒然映画日記。

食わず嫌いは卒業し何でも観よう。思い切りネタバレありの「観た帳」です。

ショーシャンクの空に

2007年05月20日 | ★★★



ショーシャンクの空に
おすすめ度
原題:The Shawshank Redemption
制作:1994年 アメリカ
制作:ニキ・マーヴィン
監督・脚本:フランク・ダラボン
原作:スティーヴン・キング
出演:ティム・ロビンス モーガン・フリーマン ウィリアム・サドラー ボブ・ガントン ジェームズ・ホイットモア

いろいろな人が好きな映画としてよく挙げるこの映画、一体どんなものなんだろうと思って観た「ショーシャンクの空に」です。

舞台は1947年、ショーシャンク刑務所。銀行の若き副頭取、アンディ・デュフレーン(ティム・ロビンス)は、妻とその浮気相手を殺した罪で刑に服します。心を閉ざし誰とも話さなかった彼ですが、1ヶ月後“調達係 "のレッド(モーガン・フリーマン)に、鉱物採集の趣味ロックハンマーを注文します。刑務所での日々は壮絶で、ボグズ一派に性的行為を強要され常に抵抗したアンディは、最初の2年間は生傷が耐えず過ごします。そんなある日アンディは屋根の修理作業に駆り出された時、監視役のハドレー刑務主任(クランシー・ブラウン)が死んだ弟の遺産相続問題で愚痴をこぼしているのを聞き、解決策を助言します。アンディは作業中の仲間たちへのビールを報酬に、必要な書類作成を申し出るのです。取り引きは成立して囚人たちはビールを手に入れ彼らはアンディに一目置くようになります。元銀行員であるアンディの能力に目をつけたノートン所長(ボブ・ガントン)はアンディを図書係に回します。そこで彼は看守たちの資産運用や税金対策の書類作成を担当するようになるのです。それを境にアンディの刑務所生活が大きく変わっていきます。

評判の良い作品には期待しすぎてがっかりしてしまうことがしばしばありますが、この作品は違いました。とてもよく出来た質のよい娯楽映画だと思います。

モーガン・フリーマンがとっても渋い演技で映画を盛り立てています。原作と脚本は設定が少々違っているらしいのですが、レッド役をモーガン・フリーマンが演じたのも、ブルックスという人物のエピソードを創作したのも、所長のエキセントリックなパーソナリティも全ていい仕上がりに繋がっていると思います。

主演を務めたティム・ロビンスも素晴しい演技でした。感情を抑えたとても難しい役。しかも30年という長い時間の流れを表現しなければならない。ティム・ロビンスはそれらを見事に表現していたと思います。

という訳で、最後まで楽しく観ることが出来ました。

ショーシャンクの空に@映画生活
前田有一の超映画批評



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