maaat aqua blog

海水魚と珊瑚を飼育しています。

人間とか国家とか

2011-11-08 00:05:56 | 日常
人を含めすべての生物は細胞という個別の生命体の集合によって出来ています。

細胞は個別に取り出しても人工的に培養すれば増殖しますので、それ自体が単独の生命体なのです。
細胞はバラバラの単独では生きてゆけないので、寄り集まって生き物の形を成しています。

ある個体の生物、たとえば自分という人間は、共通の遺伝子を持った同属の細胞たちの集まりであり、それをうまく維持するために命といわれる活動や意識という機能があるのです。

生物を国家に例え細胞をその国民に例えるならば、命は経済活動とそれを統率する行政活動であり、意識や意思は政治機能に当たります。

個々の細胞を意思どうりに動かすことはできないのは、政府が個々の国民を動かせないのに似ています。
統制の中で個々が自らの役割をはたしているんですね。

だから、命や意識は細胞の集合体によって成り立っていて、その集合体がまとまりを欠き破綻したときに死亡という現象に至ります。

同じ遺伝子を持った細胞たちは協調しているので、行政機能にあたる神経系や意思という政治的判断でコントロールすることが出来ますが、コントロールの仕方が悪かったり、老化が進むと随所で機能不全が起こり、体が破綻します。
体が破綻すると命という活動も終焉を迎えるのです。

病気や怪我などで機能不全を起こしたときも同様の結末に至る場合もあります。

また、自然放射線などによって遺伝子異常となった細胞は、通常は周りの正常細胞の働きで壊死させられますが、正常細胞の免疫性が弱いとガン細胞となり、コントロールが利かなくなります。

生命体の構造や形態および複雑さは様々ですが、動物も虫も植物も基本的に同じです。
ペットの犬などの動物に人間と同じような意識や感情ががあることが想像できるならば、もっと下等といわれる動物や虫にも類似の概念があるでしょう。
生命を維持するために活動し、子孫を残すのですから。

植物にも何がしかの概念があるのではないでしょうか。


生物は何億年という悠久の時間の中で進化してきました。
進化のきっかけは外的要因でしょう。
遺伝子が生命体の構造を決定するのであれば、自然放射線などによる遺伝子異常が主な原因かと思われます。
進化の過程の中で環境に適応した種が生き残って、適応できない種は絶滅してきました。

人間もたかだか数百~数十万年の期間で猿人から進化してきています。
恐竜は数千万年の間繁栄しましたが、人間も同じくらい繁栄するのでしょうかね?
だとしたら、どのように進化しているのでしょうか?
たぶん、現在の人類とはかなり異なっていることでしょうね。

それでも、細胞が集まって生命体を形成し、それを維持するために活動し、子孫を残すことには変わりがないです。

いたってシンプルなことなんですよw


国民がバラバラに好き勝手を主張しだすと国家は破綻します。
ギリシャとかイタリアとか個人の利権や自由を重んじすぎてたんでしょうね。

日本もマスコミの影響で、そんな風潮が強まっているのではないでしょうか。