サンディーブリッジ化させた会社のPCにGeForce GT430グラボを追加したのですが、H67チップでもLucid Virtuが使えるらしいので、試してみました。
CPUとマザーは次のとおり
CPU:Core i3 2100
M/B:ASRock H67M-ITX
GPU:GeForce GT430
Virtuの使用条件はー
・Intel HDグラフィックのドライバーとグラボのドライバーの両方がインストールされてること。
・BIOSのマルチモニター機能がEnabledになってること。
・オンボ出力またはグラボ出力のどちらか一方にのみモニターがつながってること。
BIOSでグラフィックの優先順位をオンボードにした(モニターをオンボ出力につなげた)場合i-Mode、優先順位をPCI-Eにした(モニターをグラボ出力につなげた)場合d-Modeになります。
いずれも対応ソフトのみでの動作となりますがー
i-Mode・・・低負荷時は内臓チップ、高負荷時はグラボチップを使うよう切り替えます。
d-Mode・・・常にグラボチップで描画しますが、エンコード時に内臓チップのQSV機能が利用できます。
といった感じです。
Virtuのサイトからダウンロードしてインストールすると、再起動後に優先(モニターをつないだ)状況に合わせて自動認識してくれます。
Lucid Virtuと契約されたマザーですとすべての設定を利用できるようですが、そうでないマザーの場合は、Virtu機能が働いているソフトのウインドウ上に現れるVirtuのロゴマークをOFFにできません。
これをOFFにしたり、最初だけ表示させて消える設定のラジオボタンはありますがDisabled状態でした。
i-ModeではFF14など対応ベンチや対応ゲームを起動すると画面にロゴマークが現れて画面内を転々として煩わしいですが、d-Modeでは対応エンコードソフトでのエンコード中しか現れないので、こちらは使えますね。
FF14ベンチの結果はー
Intel HD2000・・・・・361
Geforce GT430・・・1907
Virtu i-Mode・・・・・1706
Virtu d-Mode・・・・・1903
i-Modeだと10%ほどスコアが低下するようです。
d-Modeはグラボ単体そのものですね。
Media Converter 7を使って1GBのVOBデータを400MのH.264データに変換するエンコード時間はー
CPUのみ・・・・・・・・・・・5分42秒 (CPU使用率100%)
QSV(Virtu i-Mode)・・6分25秒 (CPU使用率40~50%)
QSV(Virtu d-Mode)・・6分32秒 (CPU使用率40~50%)
CUDA(GT430)・・・・・31分55秒 (CPU使用率40~50%)
CPU単独に比べてQSV利用のエンコード時間は少し長くなりましたが、CPU使用率がグッと下がってるのでエンコード中の別の作業も楽々です。
i-Mode(本来)のQSVとd-ModeでのQSVに差はありませんでした。
Media Converter 7ではエンコード中のモニターウインドウにVirtuロゴが現れていましたが、変換したデータはロゴマーク無しの普通の映像状態でした。
結局、ロゴマーク表示の問題があるのでd-Modeで運用することに。
グラボを買ってから、使わなくなった内臓グラフィックを新たに生かすことができたのは嬉しいですね。
エンコードは滅多にやりませんが・・・w
皆さんもどうですか?
Virtu正式対応以外のサンディーブリッジCPUやZ68/H67マザーとnVidia/AMDグラボの組み合わせでも制限付きながら使えますよ~
もちろん、あくまで自己責任でお願いします。
それにしても、あのガニ股の女アンドロイドキャラは不気味過ぎますwww