原子力技術は扱い方を間違わなければ有用性は高い

先日、京都で数人が犠牲になる自動車事故がありましたが、歩行者と同じ道を走る自動車も危険ですね。
でもその危険を承知の上で共存している。

飛行機なんかは最たるものです。
原理的にあんなに不安全な乗り物は無いでしょう。
ただ、そのことを十分理解して安全策を講じているから、たまにしか墜落しないんですね。

福島原発事故は、日本の原子力技術者の安全管理に関する怠慢と過信が引き起きた事故です。
想定外の事態は起こらないと。

それが起こった。

国防についてもいろいろ問題視されていますが、日本が戦争に巻き込まれることは想定外でしょうか？
想定外でも起きるときは起きるんですよ。

だから、抜け目無く準備しないといけないんです。
福島原発事故は、「戦争なんて起きないから日本に軍隊はいらない。」というのと同じ考え方で東電が津波に対する安全策を怠ったために起こった人災です。
コスト重視で安全を怠った企業が起こした事故なんです。


僕は、原発や原子力技術を否定する今の世論は、情けない政府を造ってしまった世論と同じで、後先が分からないレベルの低いもののように感じます。

その先導をきっているのが今の日本のマスコミ。

原発はもちろん維持すべきですし、原子力技術の研究もどんどんやるべきです。
専守防衛の日本こそ、抑止核を持つべきだとも思いますね。
コチラから先に撃つことが無いわけですから、日本が抑止核を持つことは、日本にとっていわば核の平和利用です。

政府の抑止が効きにくくなってきている中国や北朝鮮の軍事力が驚異的とは思いませんか？

ちなみに、「もんじゅ」の度重なる事故は、核兵器原料を生産できるプルサーマルを阻止するための左派勢力の陰謀のように思えてなりません。