病気だけが生命をちぢめるのではない。
凡ての人の生まれついた寿命は長いという。
生まれついて元気盛んにして、身強き人も、
養生の術を知らず、朝夕身を損ない、
日夜精力を減らせば、
生まれついたる寿命を保たずして、
早世する人、世に多し!
また、
本来は甚だ虚弱にして多病なれど、
多病なる故に、
つつしみ恐れて保養すれば、かえって長生する人、
またこの世にあり。
こう講義されています。
つづけて、
養生の極意は精神の修養にあり。
『素問』に、怒れば気上がり、喜べば気緩み、
悲しめば気消ゆる。
恐るれば気環らず、寒かれば気閉す、
暑ければ気滞る、驚けば気乱る。
労すれば気耗し、思えば気結ばる。
百病は凡て気から生ずべきものなり。
こう説かれており、
これを予防するには、心気を養うことが大地であり、
心を平和に、瞋りと欲を制し、憂いを少なくして、
心を苦しめず、気を損なわざること。
と説いておられる。
これを三つのポイントとして、
①神気を養え、②気欲を遠ざけよ、③飲食を節せよ。
とある。
では、
これを今日的解釈で言うと、どうなるか?
(つづく)
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