(つづき)
これをストレス説から見るとどうなるか。
享楽を追って、不規則な生活をし、
その職務に専念せず、
精神の緊張を失うところに、病魔が入り込むことは、
誰でもよく知っているところであります。
最近の病気は、
そのほとんどが心因性にあると言われておりますが、
特に精神的不安や過度の緊張による『神経症』は、
その精神力が健康を保ち、
天寿を全うするのに大切であるという。
こういう一文を読むと、
いかに我々が、その精神性を軽んじているか、
痛感させられます。
私としては、
この本来的な健康のアプローチ法に、
今一度、立ち帰るべきであると考えるのです。
※ストレス説は、
ハンス・セリエ博士(1907年~1982年、ウイーン生れ)が、
四種類のストレスを一万五千匹の動物実験から導き出した
人間の身体的な反応を、
全身適応症候群としてまとめた医学的見解です。
①物理的ストレス(寒冷、騒音、放射線など)
②科学的ストレス(酵素、薬物、化学物質など)
③生物的ストレス(炎症、感染、カビなど)
④心理的ストレス(怒り、緊張、不安、喪失など)
に分類した。
次に、益軒は、
みだりに薬を用いたり、施術したりすることを戒めている。
❝衣食住は生命を守る大切なものだが、
この外物をあまり用いすぎると、
内にある「元気」が負けて、病気となる。❞
過保護を戒めているのである。
❝およそ、薬と鍼灸を用いるは、やむことを得ざる下策なり。
飲食・色欲を慎み、起臥を説きにして、
養生を良くすれば、病無し。❞
(つづく)
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