MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

逍遥の記 「紅葉狩り撮影行」ep1

2014年12月11日 | あらかると

今回の逍遥は私の地元と言うこともあり道に迷うことは無かったが、
「逍遥」ということで、これまで見えて無かったものが見えてくる。
さらに、
普段は自転車での移動なのでいつも慣れた道を走ることになるため、
東松戸周辺は月に1回程度は行っているにもかかわらず、
用件が無く人通りのある駅改札付近には殆ど行くことは無い。

で、待ち合わせ場所の駅改札口を出たところで目にしたのは、
以前に駅を利用したときには無かった大手スーパー「マルエツ」である。


友人と逍遥する時は目的地への到着時間はファジーで、
基本的には、逍遥前に昼食用のパンなどを購入する。
ということで、焼きたてのパンをマルエツで購入後逍遥開始。

畑作近くを逍遥していると、今年初の「霜柱」を発見し、
本格的な冬が到来していることを実感した。

逍遥中はダウンウェアを羽織っていることもあって全く寒さを感じなかったが、
日陰に入り休憩していると冷気が体を襲った。


畑では葱の収穫作業も見られたが、
土を掘るのは機械であり、作業は主婦一人で行っていた。
直ぐ近くの畑では、
麦のようなものが芽吹いていて、逆光に清々しく輝いていた。


麦畑の反対側には、養蚕場だったと思われる古い建物があった。
以前から建物のあることは知っていたが、
自転車で通過するので「養蚕施設」とまでは見えていないのである。
私が幼児だったころは、田舎の本家でも養蚕をしており、
その後は行われていないことを考えると、60年以上前の建物であろうと思われる。
下の写真中央の黒い屋根の2階建ての建物。


東松戸駅から大町公園へは最も近道と思われるルートを逍遥したが、
近辺では最も難所の急坂を登っていった。
この道なりにほぼ直線的に歩けば、大町公園バス停の前に出る。

この急坂は、舗装が途中で途切れていたり(地権の関係かも)、
下るに従って幅員が狭くなったり、崖側にはコンクリート片が置かれていたり、
意味不明のこうもり傘が刺されていたり・・・・・
杭の先端に腕時計が括られていたり、何となく魑魅魍魎的であった。


大町周辺は梨の産地で、ほとんどの道路に隣接していることが多く、
坂上でも梨畑が見られた。
下の写真右側の青い部分が梨畑。


梨畑の反対側は「貸農園」になっており、
道路との境界には数本の楓が植栽されていた。
楓の背丈は3m程度だったが根元近くの幹は太く、
この周辺の歴史が感じられるものだった。


約2.5kmを2時間弱掛けて市川動物園側の公園入り口にたどり着いた。
普通に歩けば30分程度なのだろうが、
写真を撮る事が最優先の逍遥なので、
良い被写体があると20分近くその場に留まることもあり、
初めての道ほど「上下左右前後」を吟味しつつ逍遥するので、
時速が遅くなるのは理の当然なのだが・・・

巻頭の写真は公園入り口すぐの場所にて撮影。
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