SONY-α57で使っていた、SONY18-55SAM(SAL1855)と、
旧ミノルタのレンズAFAi100-300mmが相次いで、
レンズ側のオートフォーカスシステムが故障し、
100-300mmレンズは、オートフォーカス(以下AFと省略)設定のままフリーズしたため、
SAL1855のマニュアル撮影しかできていなかった。
ということで、
1年と数ヶ月使ってきたSONY-α57を処分し、
新たに高倍率望遠のデジタルカメラか、
5万円前後のダブルズームレンズ付きデジタル一眼かを購入すべく、
様々な面から検討していた。
が・・・
α57の長秒露光時のノイズリダクション(数秒間の露出に対して同じ時間のノイズリダクションが働く)は、
意外と優秀で、夜景撮りには欠かせないものだったため、
これも捨てがたいと・・・こちらの交換レンズも探していた。
で、探し当てたのが
TAMRON AF18-200mm F/3.5-6.3 XR DiⅡ LD Aspherical[IF] Macro で、
もし壊れても諦めの付く価格の安さ(15000円弱)と、
これまで持っていたレンズの2本分をカバーしている事が決め手となった。
値段の安さから性能的には余り期待していなかったが、
フィルム時代から定評のあったタムロンのレンズ群なので、
その技術力にも期待はしていた。
今日午後に届いたので早速試し撮り。
やはり一番気になるのがAF性能。速さでは最新のAF性能に負けるが、
快晴の下では羽田空港を飛び立った航空機にはすぐに合致した。
下は約5km先の上空を飛ぶ海自下総基地のP-3Cで、
エンジンの排気ガスまで写り込んだ。
次は焦点100mmで日没時の太陽を入れ込んで、
ゴーストの発生具合をテストしたが、夕時の太陽ではゴーストは発生しなかった。
日没直後、望遠端の200mmでスカイツリーを撮影。
まあまあの解像力である。
次は15時ごろに広角端の18mmで撮影。
同じ場所にある欅の大木を200mmで撮影。
これもなかなかの解像で、
ピクセル等倍で部分をトリミングしたのが巻頭の写真。
特に手前の樹木のデティールはなかなかのもので、
画像の周辺部ではやや解像不足も見られたが、
これなら十分に使えると思えるレンズであった。
ズーミングが手動なのもいい。
電動ズームでは時にチャンスに間に合わないこともある。