MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

師走の残照

2014年12月13日 | 写真

以前は団地の前に5階建ての官舎が並んでいたが、その官舎が取り壊され、
土地は民間に払い下げられたようで、
その跡地では現在、戸建て住宅が建設中である。

十数年静かだった団地は、杭打ち作業や外壁工事などの槌音で、
なにかと騒がしくなった。
作業時間は18時までなので、日没後も「トンチンカン」と騒がしい。

ベランダに出ると更に五月蝿いのだが、
日没の焼けや残照が面白かったので撮ってみた。
日が沈んだのは、ほぼ日没の南限の箱根山付近で、
まもなく来る「冬至(22日)」から、日没の場所は北へと転換していく。


上空の雪雲のような積雲の下部が茜色に染まった。


今日は16時28分が、東京天文台発表の都心の日没時間であるが、
丹沢山塊に雲が無く、まばらな積雲が広がっている時は夕焼けが出現し、
日没後は暫くの間、黄昏時の残照が続く。


都心のビル群や丹沢山塊や霊峰富士までもがシルエットとなった。


巻頭の写真は、オリンパスC-750で撮っているが、
ビル群などがオレンジ色に染まり独特の発色となった。

カメラメーカーによる朝夕の発色の違いにはいつも悩まされるところであるため、
撮影後には液晶で確認しながら、
露出補正やホワイトバランスの修正を加え、
なるべく見たままの光景に近い発色となるように心掛けている。
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