MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

冬至の「トワイライト東京」(残照)

2014年12月22日 | あらかると

冬至と言えば、南瓜と柚子湯。
田舎を出て海自に入隊するまでは、
冬至の南瓜の煮物はお袋の味だった。

そして柚子湯や菖蒲湯は、都心のアパート住まいのときに、
銭湯に行ってその恩恵にあずかっていた。
が・・・・
最近は冬至に南瓜を食べることも無く、冬至が来ると昔を思うだけである。
南瓜の煮物は意外と簡単なので自分で作ることも多いが、
旬を外しての南瓜は余り食べない。

今日の都心の日の入りは16時32分だが、
当地では16時28分に箱根山付近に沈んだ。
(太陽の左側の平らな山頂が箱根山)
下の写真は16時26分撮影。


上の写真からも判るように、今日の西の空には雲が殆ど無い。
ということは、黄昏時の残照が都心を包むはずである。

日没から約30分後にベランダに出てみると、
すでに都心は残照の中にあった。

下の写真は17時10分に撮影したものだが、
スカイツリーの右斜め上には宵の明星「金星」が輝きを増してきている。


晴海や豊洲、新橋方面のビル群もいつに無くトワイライトな雰囲気である。


17時16分頃、残照は都心のビルの明かりに負けた。
17時10分に撮影したときの金星が、スカイツリーの先端と同じような高さに写っているが、
その差こそが、地球の自転の6分間の角度と言うことになる。


巻頭の写真のスカイツリーの左側で一番高いビルには「M(森ビルの頭文字?)」のマークが写っているが、
このビルが「六本木ヒルズ」であり、
この「M」の文字の解像度で当日の空気の汚れ度が判断できるのである。
今日は解像度が良く空気は澄んでいたようである。

ちなみに、当地からヒルズまでの直線距離は、
Googleマップで計ったところ14~15kmと言うことが判った。
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